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ケイ、シングルマザー
【母子相姦 官能小説】

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ケイ、シングルマザー-3

3.
ケイからヤスオに電話が入った。
「赤ちゃん、出来ちゃったらしいわ」
ハンドセットから流れるケイの言葉は、言い難そうに、おずおずしている。

「あの日は、安全日だって言ったろう」
「一週間、間違えたみたい」
「生むか」
「生んで良いの」
「僕は良いけど、君が大変だよ」
「そうねえ」

とにかく会って相談をしようと言うことになって、その夜の待ち合わせを約束した。
ケイは嘘を付いていた。
少し遅れたが、生理があったので妊娠はしていない。

半分は冗談でヤスオがどんな驚き方をするか、その反応でヤスオの気持ちを試したい積もりもあった。
ヤスオがあまり驚きもせず、すんなりと「生むのか」と聞き返されたケイは冗談だと言えなくなってしまった。
(生んでもいいのかしら)

今生んだら何かと大変なことは分っているが、シングルマザーが珍しくない今日このごろ、一考に価する疑問であった。
女なら、好きな男の子どもを生みたい。

ヤスオ以上に好きな男が出来るとは思えないし、男を当てにしないでも子どもの一人くらいは育てる自信はある。要するに、ケイ自身の決心次第である。

そう思うとケイは、結婚できないヤスオとの間に子どもを作ることで、ヤスオとの離れがたい絆を結ぶことも悪くないなと思えてきた。ヤスオには妻子がいた。



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