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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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県警本部同時多発爆発テロ-3

「ククク、始まるぞ。長い間待ちわびていた瞬間がようやく訪れるんだ。本来なら田口と共にこの日本を支配し、俺は影から日本を操るはずだったんだが、上原若菜に邪魔されたからな。なら俺が自分で計画を遂行する前だ。田口を動かしていたのは俺だしな。中垣結衣、俺の記念すべき日の前座をしてくれてありがとう。現役女は刑事のレイプ…、久々にセンセーショナルなレイプだ。世の中大騒ぎだろうな。でも安心しろ。お前は俺の女にしてやる。俺はお前みたいな地味でセックスに疎い女が大好きだ。そーゆー女を俺色に染めるのが趣味なんでね。よくしてやるよ。ククク…」

そう言ってYouTube画面に目をやった。
「県警本部侵入への準備は整いました。全国の同志達からも準備が整った連絡が入ってます。」
「よし、いよいよだ。我々が日本を支配し強固たる国家に生まれ変わらせるんだ!」
サーガの掛け声に仲間らは雄叫びを上げる。そしていよいよ動画が始まった。

「ん?な、何だ…?」
ホテルの一室の中の映像が始まった。胸を躍らせながら見ていたサーガの目が点になる。なぜならそこに映し出されたのは拘束された中垣結衣のはずが、何故か小倉旬が拘束されている映像が映っていたからだ。
「な、何だこれは…?」
サーガは旬に振り向いた。すると旬は額から汗を垂らして顔を青ざめさせながら視線を床に逸らしたのであった。
「おい旬!何なんだこれは!?」
「…」
旬は口を貝にして体を震わせながら俯いている。
「おい、説明しろ!!」
佐川が怒りを露わにし旬に遅いかかる。首元を掴もうとした瞬間、横から誰かの手が伸び、気づくと床に倒れ込んでいた。どうやら誰かに投げ倒されたようだ。次にサーガの目に映ったのは何者かに銃を向けられ降参状態の同志らの姿だった。

「やっと捕まえたわ。佐川健吾。」
「あっ??」
佐川が上を向くと中垣結衣の顔が見えた。佐川は結衣に投げられた事に気付く。
「何のつもりだ!」
激昂して立ち上がろうとする佐川を結衣は素早い身のこなしで背後から押さえつけこめかみに拳銃を押し当てた。
「手間かけさせられたは、あなたにはね…」
情報では結衣はただの情報分析をしている刑事だ。こんな立ち回りが出来るなどとは思いもしなかった。

「悪いけど、今日はあなたの記念すべき日なのは間違いないけど、それは始まりではなく終わりの意味になるわ。」
「は?どういう意味だ…?」
「そう言う意味よ。」
不敵に笑う結衣。サーガがふとYouTubeを見ると、そこには全裸にされた旬が体に時限爆弾を巻かれている映像が流れていた。
「な…」
慌てて旬に目をやると、手錠で柱に繋がれている姿が見えた。他の仲間も身動き出来ない程に拘束されている。
「な、何のつもりだ…」
「そうゆーつもり。」
結衣はずっと微笑を浮かべながら冷たい視線で佐川を見つめていたのであった。


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