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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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佐川健吾の反撃-8

結衣が駅まで歩いていると、道沿いに高級外車のフェラーチが停まっているのに気付く。その存在に気付きながらも特に興味がない結衣は脇を通り過ぎた。

するとドアが上に開き、中から男が出てきた。そして何だか知らないが結衣の方に向かって来た。半身で振り返り焦る結衣に男が言う。
「やっと見つけたよ!何でこの間いつの間にかいなくなっちゃったんだよ!」
若干怒っているようだ。しかし結衣には全く思い当たる節がない。しかもこんなモデルみたいないい男は知り合いにはいなかった。
「えっ…??」
怯えながら男を見る。
「付き合おうって言ったじゃん!LINEしたら嘘の登録だったし。あんなに熱く抱き合ったのに酷いじゃないか!?」
「だ、抱き合った…!?」
周りの通行人に振り向かれ恥ずかしくなる。結衣は慌てて否定する。
「だ、誰ですか、あなたは!?ひ、人違いじゃありませんか!?」
「そんなはずは無いよ!ココクルで知り合って意気投合して会ったんじゃないか!忘れたのか!?俺は君をあんなに感じさせただろ!あの夜の事を忘れたのか!?」
「ココクルって…出会い系サイトじゃないですか!?私、出会い系なんてやった事なんてないですから!!」
「嘘つけ!君の事を一晩たっぷり抱いたんだ。間違える訳がないだろ!」
「私、あなたなんかに抱かれた記憶ありませんっ!!」
「いや、抱いた!」
「抱かれてません!」
「そんな訳はないよ!俺は君の豊満な胸に…」
「私の胸のどこが豊満なんですかっ!?」
男は結衣の胸をジッと見る。確かにどこをどう見ても豊満には見えない。結衣の胸はBカップだ。それに偽装のしようがないシャツを着ていた。
「あれ…?」
男はキョトンとしていた。
「た、確かにそんな小さくはなかったな…」
「!?すみませんねっ!小さくて!?」
「い、いや…。でもよく見ると微妙に違う気が…」
「だから人違いです!!」
男の表情が崩れる。どうやら人違いに気づいたようだ。男は一転、ひたすら謝る。
「す、すみませんでした!人違いです…」
「だから言ったじゃないですか!!バカッ!!」
結衣は激怒しながらプイッと振り向き肩をいからせながら足早に歩き始めた。するとすぐに男が走ってきた。そして目の前で頭を下げる。
「本当にすみませんでした!!お詫びさせて下さい!!」
「結構ですっ!!」
結衣は男の横をスルーしようとした。すると男は結衣の肩を掴み必死で訴えた。
「お詫びしなきゃ俺の気がおさまりません。せめて夕食だけでも!」
結構です、と再度言い放とうとしたが、間近で見る男の顔はかなりのイケメンであった。胸のトキメキが拒否を拒ませてしまう。
「お願いです!お詫びさせて下さい!」
ジッと目を見つめてくる男に結衣の心はグラグラ揺れる。そして彼氏も出会いもない焦りがあったのだろう。結衣は先程受けた辱めなどどこかに消えてしまったかのように口から無意識に言葉が出た。
「ご飯ぐらいなら…」
と。気付けば結衣は男にエスコートされるように高級外車の女子席に招かれ乗っていたのであった。


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