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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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佐川健吾の反撃-3

「て言う事は覚醒剤保持で逮捕された者が膣楽園で買ったと証言しようが全て握りつぶしていたと言う事ね?」
「そうなります。」
「それに木田の部下、吉田洋子は木田と肉体関係にあり、愛人と言うよりは一方的に関係を求められていたようです。上司の誘いを断れずに関係を持ち、撮られた写真をネタに好きに使われていたようです。」
「よくある話ね。クズね、木田って男は。」
「それで木田に指示され派手な服を着させられ夜の街や寂しい場所を歩かされてレイプを誘発してたと証言してます。襲われた所を取り押さえ逮捕していたようです。」
「犯人の証言はやはり握りつぶす、と。」
「はい。」
「そんな警察署がよく今まで存続してられたわね。署長は知ってたの?」
「今の所の調べでは木田の指示で行われていたとの事ですが、恐らく知っていたでしょうね。」
「そこらを厳しく追及して。あと早く佐川との繋がりの証拠を見つけて。」
「了解です。」
署長が目で合図するとすぐに副署長が動いた。若菜とマギーと署長と渚は署長室に入る。

「同じいなぎ市の警察署として東署の愚行に気付けず申し訳ない。」
渚共々頭を下げる署長。
「やめて下さい。仕方のない事です。現に警視庁も実績を見て表彰してるぐらいですから。それよりもいつからが問題ですね。もし長い間、佐川と取引してたなら、私は絶対許さない。それに私はこの件を揉み消すつもりはありません。公表します。」
「いやしかし…」
「どちらにせよマスコミは必ず嗅ぎつける事でしょう。隠しても責められる、先に公表しても責められるなら先に公表すべきですから。」
「分かりました。」
確かに警察の隠蔽が騒がれる昨今、それが最良の選択である事には間違いなかった。

「では私が記者会見に臨みます。」
渚が躊躇なく買って出た。
「いえ、私が行います。警視総監が現地入りしているのに顔も出さないなど世間は許さないからね。任せて。」
「でも…。」
「大丈夫。私は警視総監クビになる事なる事なんて怖くない。もしそうなるとしてもこの一連の事件が解決するまでは責任を持って捜査を指揮する事を伝えるわ。」
「…分かりました。」
買って出たものの、正直渚は怖かった。しかし若菜の堂々とした態度には改めて尊敬の念を持ったのであった。


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