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「ガラパゴス・ファミリー」
【近親相姦 官能小説】

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前章(四)〜惜別T〜-35

「い……たい。」

 乳房の疼痛に夕子は小さく呻き、身をくねらせると、熱い吐息を洩らした。

(此方は未だ、途上か……。)

 伝一郎の掌が、尖端を避ける様に、未熟な膨らみを包み込んだ。先程の口取りで強引に抑え込まれた情欲の焔は、今朝の出来事以来、ずっと燻ったまゝで、夕子の身体は少しの責めでも熱り、鋭敏さを取り戻して行く。
 乳房を緩々(ゆるゆる)と揉み摧(しだ)くと、肌理(きめ)細かで吸い付く様な感触と共に、張りが強く、内から押し返して来る弾力と相成り、熟していない青い果実を連想させた。

「う……ん。」

 昂りが増す程に、夕子の肌に赤味が挿(さ)して行く。頬から耳、そして顔全部に広がり、軈て、首筋から胸許迄を鴇色(ときいろ)に染め、時折、苦悶の表情で熱い吐息を洩らしている。
 その動きの一つ々が伝一郎の目や耳に届く度に、彼も又、心の底から突き上げて来る昂りを感じ取っていた。

 少女の、蕾のまゝだった薄紅色の尖端は、丹念に揉み摧かれた刺激により、その姿を初めて現した。
 夕子の乳頭は、千両(せんりょう)の実程に小さく赤く可愛らしく、伝一郎は暫く指先で弄んだ後、唐突に口へと含み、強く吸い立てた。

「あう!」

 疼く様な感覚が全身を駆け廻り、夕子は跳ねる様に身を反り返らせる。

「んああ!ああ。」

 吸い、舐め廻し、甘咬みに強弱を付ける等、伝一郎は培った巧手の限りを尽くし、少女の未だ途上の感部を責め続けて行く。
 夕子は激しく身悶え、恍惚の極みに陥り乍らも、自らの乳房にしゃぶり付く愛しき人に涌いた、母性に甚(いた)く揺さぶられる。

「もっと……もっと吸って。貴方の思うまゝに……して下さいな。」

 伝一郎の頭に手を掛け、何度も々、撫で上げた。何時しか夕子は愛しき人の摩羅をしっかと握り絞め、思い切り扱(しご)いていた。

「ああ……夕子……夕子。」
「あん!……あ、伝一郎様……ああ。」

 伝一郎は夕子の女陰を、夕子は伝一郎の摩羅を弄ぐり、激しく責め立て合う。
 昂りは真盛を迎え、婬靡極める律動音と、全身の毛穴と云う毛穴から放たれる発情した獣の臭いに、最早、理性など丸切り無い、本能から目交わいを求めるに至っていた。

「夕子……もう我慢出来ない。」

 伝一郎が、絡み合った互いの身体を解くと、夕子は、愛しき人に促されるまゝに膝を立て、股を大きく左右に開いた。
 少女の女陰は、目交わいを欲する様に襞を開き、真朱(まそお)に染まった※19花門は滑々(ぬらぬら)と蜜を纏い、婬猥な姿と臭いで雄を手招きする。
 伝一郎は、夕子が開いた両脚の間に身体を入れ、女陰に雁首を添え当てると、緩々(ゆるゆる)と擦り付け出した。

「うん、うん、あっ!」

 濡れた花門と吉門との間で、雁首が往き来する度に、夕子は身体を波打たせ、嬉声が口を付く。割れ目を擦るに連れて摩羅は蜜に塗(まみ)れて、婬猥な滑り音を放っていた。
 伝一郎は篤(とく)と擦り付け、花門が解(ほぐ)れる様に努める──。未通女の花門は殊の外、固くて狭い上に酷い痛みを伴うらしい。それで無くても挿入に伴い、花門の薄襞は破れると聞いていたからだ。


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