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燃えたぎる愛欲
【近親相姦 官能小説】

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燃えたぎる愛欲-3

3.
ダンスには、出会いを求めてくる男女がいる。身体を触れ合うダンスは、婚活のような堅苦しさは無く、自然に相性の良い相手と親しくなる。
妻のない剛志は、誰憚ることなく、気に入った女性と親しくしてダンスを楽しんでいた。

剛志には、自然の成り行きでカジュアルな交わりを持つパートナーがいた。
結婚となると、遺産相続とか何かと子供や身内などから騒ぎが出るが、男ばかりでなく、女性の側にも結婚はしたくないが相手が欲しいという女もいるものだ。
夫との性生活に満足できず、かといってそれだけで不足の無い夫と離婚する気にもなれない。後腐れの無い男と不倫がしてみたい。
経済力があるので離婚はしてみたものの、今更ながら夜毎の疼きに悩まされている女。生活は独立したまま、時折熱い身体を冷ましてくれる男が欲しい。

剛志は、虚弱な妻との貧しい性生活を我慢をしていたが、独りになったことでむしろ性生活が豊かになった。剛志のような男は、秘密の相手を求める女には打って付けなのだ。
お互いに結婚の意志が無いのでプライバシーを守ることには気を使うが、秘密めいた性生活が続くことで、身も心も若さを保つことが出来た。

剛志は、秋葉原の電気屋で盗撮の器具を仕入れてきた。
せっかくいい女が家に来たのだから、その夜の生活を盗み見たいと悪戯心が騒いだのだ。
結婚式を間近に控えた留守の間に、若夫婦の2階の寝室に装置をつけた。
遠隔装置で、1階の剛志の寝室のパソコンで観察するわけだ。

新郎新婦とも、職場の同僚、上役、学生時代の友達に囲まれて、華やかな結婚式が済んだ。
新婚旅行は、月並みだがハワイに週末を含めて1週間。貞夫の会社の都合で、それ以上は無理とのこと。

腕を組んで楽しそうに空港のゲートを入っていく二人を見送って、剛志はいささか不安になった。
貞夫には、どうも女性の経験がなさそうだ。近頃は、40歳になっても独身の童貞男子が40%にも達すると、ニュース・ショウで騒いでいた。
かつては嫁に出すときに母親が娘に話して聞かせるとか、夜伽の枕絵を箪笥に忍ばせるとかしたと聞いたことがあるが、40男の父親として、剛志はどうしていいか分からず、息子に何の話もしないままに旅立たせてしまった。


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