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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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反撃-8

防犯カメラの映像解析にはもう少し時間がかかりそうだ。一通り指示を出した後、渚と吉川はさとみが休んでいる仮眠室を覗く。さとみは可愛らしい寝息を立てながら寝ていた。

「可愛いねぇ、さとみちゃん。」
「ええ。」
そう言ってそっとドアを閉め、少し休憩をとる事にした。自動販売機で渚が缶コーヒーを買ってくれた。渚はアイスティーを買い椅子に座る。
「2人ともラブラブね。」
「ま、まぁ…」
頭をかく吉川。
「付き合って長いの?」
「いえ、まだ付き合い始めたばかりと言うか…。」
「あ、一緒に捜査してるうちにその気になっちゃって先にヤッちゃったパターン??」
「いや、違うような…当たってるような…」
まだデートもしていないし恋人同士のような事はまだ何もしていない微妙な関係だ。
「まぁ事情がありそうね。フフフ、でも愛し合ってる事が大切よ。」
「そうですかね。」
照れ臭そうに答える吉川。
「さとみちゃんて若菜さんのとこにくるまではどこにいたの?」
「それは分からないんです。もともと上原さんの率いる特命捜査対策室に呼ばれた時は全員が初対面でしたし、未だに誰が今までどこで何をやっていたのか分からないんです。お互い詮索した事もないし、別に隠すつもりはないんですが、別に聞かれないので。」
「そっか。ちなみに吉川君は何をしてたの?」
「俺は福岡で公安してました。主に麻薬捜査です。」
「吉川君って公安だったんだ!優秀なのね。」
「そんな事はないです。潜入捜査して覚醒剤でラリってる刑事なんて優秀でも何でもないですから。」
「でも公安の人が仕方なく覚醒剤を使わざるを得ないのは良く聞く話だわ。捜査の為にその身を犠牲にするなんてなかなかできる事じゃないわ。」
「そんな事はないですよ。お陰で未だに後遺症に悩んでます。でも覚醒剤の恐ろしさを身をもって分かってますので被害者を出したくない気持ちは人一倍強いです。ただ、捜査で覚醒剤中毒になったなど世間に知れたらそれこそ大問題なので、俺は福岡警察署から出される事になったのですが、その時に上原さんから声がかかったんです。当然上原さんは誰もが知る人ですから、どうして俺に声がかかったのか今でも謎なんですよね。」
「そこらは私も聞いてないから分からないけど、何か理由があっての事でしょうね。今度聞いてみるよ。」
そう話した瞬間、若菜から電話があった。その電話は東京で新たな動きがあった事を知らせる内容であった。


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