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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ犯狩り-4

「確かにそうなんですけどね。しかし働かなくても月に100万入って来たら、まず労働意欲を失います。そして人間的な謙虚さを忘れてしまう。お金は人間を変える魔物です。いい車を買い、いい洋服を買い、いい物を食べる。豪遊状態になる、特に若者が多かった。そしてあの時、いなぎ市には正反対の人がいた。しかも他県から来た多くの人が。」
「原発関係の応援の方々ですか?」
「そう。彼らは色んな意味で過酷な毎日を送っていた。放射能汚染の危険にさらされ、寝る時間もないぐらいに働かされ、しかし満足な賃金も貰えないと言う。そんな人達が保証金を貰い働きもせずに豪遊する姿を見たらどう思いますか?俺達はたいした金も貰えずフラフラになりながら働いているのに奴らは何だ?どうしてあんな奴らの為に俺は働かなければいけないんだ、ってね。そのブラストレーションが爆発したのが当時全国でも報道された、カップル強姦事件でした。夜、海沿いの公園の駐車場に高級車を停め、中でイチャイチャしていたカップルが複数の男らにより襲われ、被害男性は意識不明の重体になる程暴行され、カップルの女性を輪姦すると言う事件が多発しました。それをきっかけに俺達もと、次々と所構わずカップルを襲う輩が後を絶たなかった。被害にあった女性の中にはそれを苦にして自殺してしまった女性もいた。そんな酷い状況が3年続きました。現在の警視総監である上原若菜さんが一時期捜査でこちらにおいでになった時には犯罪件数もぐっと減りましたが、お帰りになってからは再び上昇し毎晩被害に遭う女性が後を絶たなかった。さすがに件数は減りましたが、今でも全国的に見てもいなぎ市のレイプ犯罪件数は非常に多いんです。」
「そうだったんですか。」
確かに田口徹の捜査でいなぎ市の警察署と協力し捜査をした事があるという話は聞いた事がある。いなぎ市もまた城南同様に未だにレイプ事件で苦しんでいる場所なんだな、そう思った。
「ですから今回、その上原若菜さんの部下の方がこちらにこられたのは、もしかしたら今起きている不死蝶なるグループによるテロと何か関係がある重要な何かが潜んでいるのかもしれませんね。では早速患者さんの所へご案内致しましょう。」
「宜しくお願い致します。」
吉川とさとみは柳田に案内され隔離病棟へと向かった。


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