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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ犯狩り-3

震災時に建物が半壊してしまい場所を移して建て替えられたいなぎ市中央病院。建物はまだ新しい。国から補助金が出たとの事で最新設備が備わっているそうだ。病院と言うと何となく重苦しい雰囲気を感じるものだが、ここにはそれを感じない程綺麗で明るく清潔感が溢れており、心なしか患者や医師らの表情には明るさを感じる。2人は院長の元へ通された。

「長旅お疲れ様です。私が院長の柳田利春です。」
割腹が良く優しそうな院長であった。2人は院長室のソファに座り、その後柳田が座った。
「私も警察に連絡するかどうか迷っていたのですが、患者様がそれを頑なに拒まれておりますので連絡が遅れてしまいました。申し訳ございません。」
「いえ、となると被害届けも出してはいないとの事でしょうか?」
「はい。あれだけの酷い状況ですから被害届けを出す事を勧めたのですが、頑なに拒むもので。となるとやましい事が裏にあるのではないかと思い、こういう患者がいる事だけを連絡した次第でございます。」
「患者のみなさんの身元は分かっているのですか?」
「ええ。ただ皆さん住まわれてる場所がまるで違うんですよね。それにいなぎ市の人間は1人もいないんです。東京、横浜、岐阜、名古屋など、ほんとバラバラで。」
「なるほど…。皆さんどこで被害に遭われたと言ってますか?」
「それも皆さん言いたがらないんですよね。まー私が思うに何か犯罪めいた行為をしようとして逆に返り討ちにあった…そんな感じではないでしょうか。例えば強姦しようとして、とか。」
「どうしてそう思われます?」
「いや最近ニュースで良く扱われてるじゃないですか。あなた達の千城で性器を潰され放置された事件。誰が考えてもあの類いなんじゃないかと思われますよ。」
「そうですね。」
「それにいなぎ市もレイプ事件はかなり多いトコなんでね。」
「そうなんですか?」
「ええ。震災後、国からの補助金で多くの住民が多額の保証金を受け取りました。1人100万の、ね。月。5人家族なら月収500万です。年収が月収になったのと同じですからね。」
「ただ、それだけの被害に遭われたのですから当然なんじゃないでしょうか。」
柳田は頭をかき溜息をついた。


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