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電脳少年の憂鬱
【ショタ 官能小説】

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The depression of kira-7


「TIFFANY & CO」

その店は何度も母親と訪れた事がある。
とても小学生が買い物を出来る店ではないが、キラには「母親へのプレゼント」という詭弁が通用する。キラの母親はこの店の常連だからだ。
値段はシャレにならないほど高価なものだが、キラの母親は安物買いを嫌う。店はそれを知っているし、お得意さんの子息ともあれば邪険にする事が出来るわけがない。それが超一流店ともなればその扱いもまた特別。
小粒だが最高級のミャンマー産ルビーのピアスはクリムソン・グローリー並みの魅惑的な紅色に輝いていた。
キラはプラチナカード(父親に「お守り」としてプレゼントされたもの。初めて使った)で支払い、ピアスの穴を空けるパンチと消毒剤を合わせて受け取り、店を出る。

これがなんになるのか、その意味を考えると気が遠くなるけれど。

それからキラはブティックに行き、服を物色した。
キラは普段から女性物ばかり購入している。サイズがちょうど良い事もあるが、何しろ美少女と見まごうばかりの美貌にPinterestのコレクションが恐ろしいほどよく似合う。
ブティックのマヌカンはキラを羨望と憧れの視線で迎え、思わずキラが驚くぐらい見事なセレクションでコーディネート。
鏡に映ったのは銀幕のスターだった。



WEBカメラをセットしたキラは、左耳に輝くミャンマー産ルビーのピアスの違和感に戸惑いながらディスプレイのキャリブレーションを済ます。
行きつけの美容室で念入りにセットしたアッシュブリーチの髪は一層華やかに映え、薄目に施してもらった化粧はカリスマ美容師専属のスタイリストによるもの。
出来上がったのは美容室にどよめきが起こるほど。
どこから見てもユニセックスな美少女の出来上がり。

でも片耳だけのピアスというシグナルともうひとつ、キラには切り札があった。

それは「億度」が見つけ出したネット通販のコアなSM用品の専門店。
キラが選んだのは深紅に染めたクロコダイル革に本物の銀の鋲をあしらった首輪だった。

素肌に纏ったカットソーはさりげなく一流ブランドを匂わせる品の良いカット。
ラフなのにしなやかな肢体のラインを露出する。
ショートパンツはフィットするでもなく、かといって緩みも感じさせない爽やかさが香る。
凛々しい瞳と手入れされた眉、アッシュブリーチの髪は自然に乱れ、艶っぽい。

キラは自然の感じのまま、プレーンなプロフィールを「ちょっと可愛い子」という風合いでポーズを変え、何枚か撮影し、少しはにかんだのをそれに加える。
ちょっと考えて(多分)セクシーなのをいくつか。カットソーを捲り上げて臍を出したり、前屈みに媚びてみる。そして………

デジタルデータとはいえ、これは「人に見せるもの」。
見られる。覗かれる。晒される。
欲望の視線が身体中に突き刺さる。ボクを、目で犯す。視姦。それって。
服の中を想像される。乳首を、陰茎を、この桃尻を、その奥を。
この躯がどんな風に鳴くのだろうって。どんな味のする肉だろうって。どんな感触、どんな肌触り、どんな泣き顔、どんなアヘ顔を、するんだろうって。きっと、する。


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