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電脳少年の憂鬱
【ショタ 官能小説】

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The depression of kira-10


キラは届いているメールを残らず読んだ。
ロマンティックに誘う礼儀正しい人、強引に口説いてくる輩、明らかなセクハラ。金額を打診してくる売春、果ては男児ポルノのスカウト。
中にはキラを脅迫してくるサディストとしか思えない強烈なものもあった。
隣のお兄さんって感じから、絵に描いたような変質者、年配のおじいさん、腐女子のお姉さん。その多彩な顔ぶれは目が眩むほど。
そして添付されてきたファイルからは次々に生の肉が並び、キラを驚かせる。
自分の肉体を晒すだけでは飽きたらず、青筋の浮かんだ男根を勃起させ、精液を垂らす。

その中で異彩を放っていたのは、逞しい筋肉に金色の胸毛を飾るボディビルダーのような白人男性。20代後半と思われる甘いマスク。青い眼は澄んでいて、人懐っこい笑顔は無精髭がなかなかに魅力的だった。



>Hellow, I saw it at ILS.
You are cute like an angel. Excellent !
I'm sorry but I can not speak Japanese. But, I definitely want to see you.
I would like to hear from you next week.
Let's play together happily!



実はキラは帰国子女だ。
小学校三年までカルフォルニアのサンノゼで育ち、外では英語、家に帰ると日本語を使い分けていた。
理由は簡単。父親が当時クパティーノの会社に招聘されていたから。
今だって両親と逢えば半分ぐらいは英語。
日本語のように思わせぶりで曖昧な表現は少なく明解だから、人付き合いの苦手なキラにとっては愛すべき言語である。答え一つだってYesかNoかのふたつしかないのだから。
難しい単語ならば覚えてしまえばいい。

キラは一度深呼吸すると、返信をタイピングした。

>I can speak English so well.
You may meet because you are interested in it.

RESもほとんど会話の速度で返ってくる。レスポンスの速さが快適。

>I am looking forward to it.
Let 's meet in front of the URGA of the live house in Shinjuku at next Sunday morning 1:00a.m. Is that okay?

キラは震える指でキーボード四回叩き、リターンキーを押した。

>Okey



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