投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 625 特命捜査対策室長 上原若菜 627 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

不死蝶・海老川優里-9

「お前、彼氏もいなくてらどうしてんだ?」
「どうしてんだって、何がですか?」
高橋はいやらしくニヤ〜っと笑って言う。
「セックスだよ、セックス。お前、ヤリたい盛りだろう?」
「はぁっ〜??大きなお世話ですよっ!」
「たまってんだろ?自分でしてるのか?」
「致しません!」
またプイっとそっぽを向いた。
「くくく、まぁこうも毎日痴漢だのレイプだの目の当たりにしてれば男に幻滅して恋愛するのが嫌になっちゃうかも知んねーけどな。」
珍しく真っ当な事を言ったと思った沙希。たしかに痴漢はまだしもレイプを目の当たりにすると男と言う生き物が嫌になってしまう。暗い道を歩いている時に後ろから足跡が聞こえると緊張が走ってしまう。無理矢理女性を犯して喜ぶ男の神経が分からないし、もしかしたら男は全員そう言う願望を持っているのかも知れない、そう疑ってしまうと、どんなイケメンを見ても素直にはトキメけなくなりつつある。確かに高橋の言う通りであった。
しかしそこはやはり高橋であった。
「その点警察官の俺なら犯罪めいた事は自制出来るし安全だぞ?」
「だから?」
「くくく、まぁ付き合えとまでは言わないが、セフレになろうぜって。」
「はぁっ??意味分かんない。私別に今男を必要としてないんでご心配なく!」
「くくく、残念♪」
「それにいくら警察官だって言っても安全とは限りませんし。県警本部の近藤さんみたいに。」
「あー、ありゃ酷かったな。ヤク打って洗脳されて飛行機テロだもんな。しかしあのテロの実行犯、良く飛行機運転できたよな。それが感心するよ。」
確かにそうだ。実行犯は各航空会社の機長に成りすましたただの一般人だ。その一般人が飛行機を飛ばしたのだ。良く考えれば驚くべき事である。そんな会話をしているうちに現場についた。

「あの橋の下だな。どれ行くか。」
2人は土手を降り草むらをかき分け現場に歩く。するとどこからか嗅ぎつけた野次馬が何人かおり写メを撮っていた。高橋は橋の下に着くと、その野次馬らをどかす。
「はい警察だ。ほら邪魔だから離れて!」
そう言った高橋を野次馬らは青ざめたような顔で見た。
「ん?どうした…?」
高橋は野次馬らの顔から、酔いつぶれているであろう者の方へ視線を向けた。
「ん?何だ…?」
倒れている男達を注視する。そして目の前の状況が頭の中で理解出来た瞬間、驚愕の表情を浮かべた。
「な、何だこりゃ!!」
思わずそう叫んだ。背後から沙希も覗き込む。
「!?な…!?」
口を押さえて驚いた。沙希が目にしたものは倒れている男達の性器が
潰されている悍ましい光景であったからだ。血が地面に溜まり殆ど殺人現場のような惨状であった。
「お、おい!救急車だ!救急車を呼べ!」
「は、はい…!」
沙希は震える手でスマホを握り119番に電話をかけた。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 625 特命捜査対策室長 上原若菜 627 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前