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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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不死蝶・海老川優里-7

気分が落ち着くと、優里は百合ヶ丘地区にいる歩美の元へ向かった。苦しい思い出も多いが、千城は優里にとっての故郷だ。見慣れた街並みには心が落ち着く。もえや真希と良く3人でショッピングに出かけたものだ。小さな頃から大の仲良しで、この友情は永遠に続くものだと思っていたが、湯島武史と言う人間にあっけなくズタボロにされてしまった。それ以来連絡も取り合っていなければ会ってもいない。会わなくても寂しくないとは言わないが、湯島武史に復讐を受けたのは小さい頃に彼へのイジメを扇動した自分のせいだと言われた。確かにそうかも知れない。優里は2人に顔向け出来なかった。

フレア支部があった頃、熊野曜子が住んでいた家に到着した。車を降りて門をくぐり立派な玄関の前に立つとドアが開いた。
「お母さん、待ってたよ?遅かったね?」
歩美が出迎えた。
「ちょっと寄り道してたから。もう潰したの?」
「うん。みんな泡吹いてる♪」
「そう。じゃあ今夜あたりどっかに捨てて来なきゃね。」
「うん。もう手配してるわ?とりあえず岐阜の山奥に捨てようと思うんだけど。」
「まぁどこでもいいわ?じゃあ入れ替えで新しい捕虜捕まえなきゃね。今夜狩に行くわよ?」
「えっ?お母さん、行くの?」
「行っちゃ悪い??」
「だってお母さんが狩りやったら、その場で成敗しちゃうじゃない。捕虜がたまらないよ。」
「歩美達は捕虜捕まえなさいよ。私はその場で潰すから。」
「わかったよ。あんまりやり過ぎないでね?この間みたいに…」
「大丈夫よ。もう殺したりしないわ。だって殺しちゃったらなぶる時間がないからつまらないもんね。」
「てか死なれると後始末が大変だからやめてよね?」
「わかってるわよ。」
そんな会話をしながら玄関に入りリビングに行った。

「あー、疲れた。少し寝るわね。」
優里はソファに横たわりすぐに寝てしまった。寝顔まで美しい。優里が動いていない時間はまるで世界の時間が止まっているかのような気がする。そして優里が動けば世界も動く、優里が定めた聖戦の日までもうすぐだ。それまでに何とか佐川健吾を捕らえたい歩美であった。

「私の愛するお母さんの為に、私は人生をかけるからね。」
寝息まで様になる蝶の髪を少しだけ撫でた歩美であった。


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