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隣のお姉さんは、誰と
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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隣のお姉さんは、誰と-7

「どれどれ……ん?」
 泥棒のように中身を物色して引っ張り出したのは、可愛い装飾のほどこされた小さな箱。
「何だ、これは?」
「そ、それは、その……」
 問う岩倉に、美晴が言い淀んだ。
「んあ?」
 つかつか歩み寄ると、岩倉は美晴の頬にぱんと一発平手打ちを浴びせる。
「聞かれたことにはさっさと答えろ! ワシを苛つかせるな!」
「す、すいません……た、宝物を入れる箱です。昔と、今の」
 張られた頬を押さえながら、美晴がたどたどしい調子で答えた。
「ふん、だったら最初っからそう言えというんだ。そうか、宝箱か。それは暴きがいがあって
いいな。ひっひ」
 機嫌を直した岩倉が、ぞんざいな手つきで蓋を開け、ごそごそと中を漁る。
「お?」
 何か紐状のものをつかんだかと思うと、釣りでもするようにひょいと腕を上げた。
(あっ!)
 瞬間、隼人の顔色が変わる。
 出てきたのは、一本の黄色いリボン。
 高校に入学していよいよ自分の気持ちが明確になった隼人が、勇気を出して誕生日に贈った
プレゼントだ。陽だまりのような美晴の雰囲気にぴったりで、我ながらいいチョイスだったと
密かな自負を抱いている。
「あ、そ、それは! それだけは触らないでください!」
 美晴が岩倉に詰め寄った。
「あぁ!? 何だと!? もういっぺん言ってみろ!」
「きゃっ!」
 激昂した岩倉が、リボンと一緒に美晴をベッドへ突き飛ばす。
「わしは従順な女が好きだと言うとろうが! 従順な女というのは、主人に向かって偉そうに
それだけは触るな、などと命令する女のことではないわい!」
「で、でも……」
「黙れ! 女風情がワシに逆らうことは許さん! 今からお前の身体にその教えをきっちりと
叩き込んでくれるわ!」
 美晴の反論を力で封じ込めると、岩倉は宝箱を乱暴にほじくり、いくつか道具を選び出して
ベッドの上に放り捨てた。
「ほれ、後ろを向け」
 美晴の頭をつかんで首をひねると、
「むんっ」
「あうっ!」
 背中を蹴ってうつ伏せに転がし、ビニール製のロープで手を後ろに縛る。


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