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少女催眠視
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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ミサキ-1

私の名前はミサキ。

今は一人でゲーセンに来て格闘ゲームを嗜んでいるトコロだ。




「オラオラ!そんなガードじゃ間に合わないよ!」




一応私も花の女子高生のハズだが今は口も悪く、スカートを履きながらも隣の席に椅子に右足を立ててあられもない姿でゲームにいそしんでいる。

普段はこんな風にはゲームしたりしないが、今の私は頗る機嫌が悪い。


カレシと喧嘩して、ストレスが溜まった状態な私は周りを気にしている余裕がないのだ。
今はひたすらストレスを発散したい。




「…ってウソ!?そこでカウンター入れてくる!?」





ストレスの発散中…なハズだが、気が付けば対戦相手にカウンターを決められていた。
しかもタイミングの感覚を崩されたのか、そのまま一方的に殴られ続ける。





「ちょ…!待てって!待てって言ってんだろ!!!




対戦相手はオンラインなので近くに対戦相手はおらず、ここで叫んでも仕方ない。
分かってはいるはずだが、ついつい口にしてしまいながらも対戦は進んで見事に逆転負けしてしまう。




「ちょ…!マジでふざけんなって!」




カレシとも上手くいかず、ストレス発散のためのゲームも上手くいかない。
私は足を乗せていた椅子を蹴り飛ばし、癇癪を上げる。




「うわぁ!?」

「ん…?」




今は夜の10時頃。
近くに大きなゲーセンがあるし、時間も遅めな事もあってこのゲーセンは結構寂れた状態だ。


ほとんど人もいないから遠慮なくストレス発散していたのだけど、椅子を蹴り飛ばした先に偶然人がいたらしい。




「なに見てるんだよ!?」

「ひ…!」




私が蹴り飛ばした椅子に驚いていたのはまさに『オタク』って感じのデブでメガネかけて顔中汗まみれの気持ち悪い男だった。
ゲーセンはストレス発散に良い場所だけど、たまにこういう生理的に受け付けないような気持ち悪い男がいるのがツラいトコロだ。




「あ、危ないから…その…い、椅子を蹴ったりするのは…」

「はぁ!?何か文句あんの!?」

「ひぃっ!」





気持ち悪いデブオタクはボソボソと何か喋っているようだが、私が一喝するだけで言葉に詰まってしまった。

まだ何か言いたそうにしていたが聞き取れないほど小さく独り言を言ったかと思ったら私から離れていく。




「うっわ…マジでキモ」





相手が反抗もできないような情けない男だと分かったので遠慮なく罵声を浴びせた。
男は20代半ばくらいだろうか。


歳がかなり離れている年下の女の子にいろいろ言われたい放題とか情けない。





「ち、調子に乗るなよ…ガキのくせに…こ、これでも使って痛い目見せてやろうか…」

「…?」




遠くで何かボソボソ言っているようだ。
距離が離れていて上手く聞こえない。

私に直接文句は言えないから離れたトコロから文句を言っているようだ。

…ホント、情けないし気持ち悪い。



とか思ってたらさっきの男が私の方に近寄ってきた。

しかも表情が覚悟を決めた感じというか、さっきよりは引き締まっている感じがする。



相変わらず大量の脂汗が顔に出ていて気持ち悪いのだけど、なんだか切羽詰まったような表情が…なんだか、怖く感じた。




「な、なによ…」

「コレを見ろ!!!」

「は、はぁ!?」




そう言って男が取り出したのは変な模様のような物が描かれた紙切れだった。

逃げ出したかったが背後にはゲームの筐体があって、目の前には男がいて動くスペースがほとんど無かった。


さっきまでは情けないデブオタクだと思っていたが、こうやって追いつめられると男の質量に圧し潰されそうな感覚になって私も冷や汗が出てきた。


正直凄く怖くかったのだけど逃げる事もできず、今の私にできた事はせめて視線を逸らそうとして男の手に持った紙切れを見つめる事だった。



「あ、あれ…?」




紙切れが歪んでいる…?

というか、視界がボヤけているような…。


男に詰め寄られた恐怖もあってか吐き気もしてきたのだけど、何故か男の手にした紙切れから目が離せない。


吐き気と恐怖で頭がパニックになって、パニックが一周して思考が『ぼーっと』してきて…。




「ど、どうだ…?」




男の言葉が私の頭の中に直接入ってくるかのようだった。
ぼーっとした頭の中に、何か言葉が入ってくるのが気持ち良いと何故か感じている。


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