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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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美しい知能犯-2

「私は千城に白川歩美がいるかもと思って、不死蝶解明にはやはりこっちが重要かと思って来たけど、でも彼女は常に先手を打ってくるからね…。今はいないかも知れない。でも不死蝶を解明するにはやっぱ千城に鍵があるのよね。まー、白川歩美がいるいないにしろこっちで確かめたい事があったから戻って来たんだけどね。」
「確かめたい事って何ですか?」
みんなが抱いた疑問を代表するように吉川が聞いた。
「うーん…、さっき吉川君が私のパンティをチラッと見たかどうか…」
「!?」
全員の視線が一斉に吉川に向く。あからさまに同様する吉川。冷や汗が出て来た。
「で、見えたの?」
「あ、い、いや…」
「どうなの?」
「み、見てないです…」
「本当に?」
「み、見てません…」
「ふ〜ん…ホントかなぁ??」
若菜はじっと吉川を見つめた。洞察力の優れた若菜。今まで数々の取り調べで容疑者を落としているその目に吉川はそれだけで尋問を受けているような気分になってきた。良く考えればすでに若菜はきっと自分がパンティを見た確証を持って言って来ているのだろうと思えて来た。このまま嘘を突き通した方が得か否かを考えれば、きっと正直に言った方が得だと考えた。嘘がバレた時にはきっとロクでもない罰が待っている事は目に見えているからだ。吉川は迷った挙句に正直に答える事にした。
「む、紫…でした…」
若菜の視線よりもむしろさとみと結衣の冷たい視線が突き刺さる。
「み、見たくて見たんじゃなくて見えちゃったんだよっ!!」
慌てて弁明する吉川に若菜は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「見せたのよ、わ・ざ・と♪」
「へっ…??」
今度はみんなが驚いたような表情で若菜を見る。
「アハハ!ま、とにかくその確かめたい事が不死蝶解明の大きな鍵になると睨んでるのよね。私にとってちょっと気が進まない事でもあるんだけどね…。みんなは今まで通り捜査に当たってちょうだい。この事件の捜査本部は近いうちここに移すからその準備もしっかりね?」
「は、はい…」
「華英ちゃんはあなたの技能力をチェックするから私について来て。」
「はい。」
華英は若菜の後について行った。若菜の姿が見えなくなると金田がボソッと言った。
「パンティの下りは一体何だったんだろ…」
みんなが首を捻る。
「相変わらず良くわかんないとこあるよね、あのお方は。」
さとみはぶっきらぼうにそう言って冷めた目で吉川をチラッと見たのであった。


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