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人狼ゲーム『Selfishly -エリカの礎-』
【サスペンス 推理小説】

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016.『施設探索(2)』-3


 ――――リビングルーム

佐倉 小桃
「白百合さん……、間宮さん……」


間宮 果帆
「……………………?」


白百合 美海
「なあに? 小桃ちゃん……」


佐倉 小桃
「……白百合さん、大丈夫?」


白百合 美海
「…………ごめんね、心配かけて。
 みんなも…………」


間宮 果帆
「あ……いや……」


八木沼 由絵
「そんなの気にしちゃダメだよ〜……、
 友達なんだから心配くらいかけさせてよ……」


白百合 美海
「ありがとう、由絵」


八木沼 由絵
「……勝平も、様子がおかしいし……」


間宮 果帆
「…………今一番辛いのは、たぶん、勝平だ」


白百合 美海
「……秋尾くん…………」


佐倉 小桃
「白百合さん、思い出したんだけど、
 ……あたし、昨日あなたを見掛けたの」


白百合 美海
「本当……?」


佐倉 小桃
「ええ。教室で、水鳥さんたちと話してるところよ」


間宮 果帆
「そのときは……あたしもいたよな?」


白百合 美海
「うん…………」


佐倉 小桃
「あ、そっか……ごめんなさい、白百合さんしか見えなくて」


白百合 美海
「…………紗枝子ちゃんたちと、なにを話したかしら?」


間宮 果帆
「まあ……こんな風に話せるようになると思わなかったよな、とか、そんな話。
 あいつ、中等部の頃はずっと一匹狼だったじゃん?
 …………まあそれは今も変わんないけど」


和歌野 岬
「水鳥紗枝子…………。
 わたし、一度も話したことないわ」


小日向 花菜
「うちも、業務連絡以外は全然……」


七瀬 和華
「…………一年間だけど、クラスメイトだったのにね」


八木沼 由絵
「美海は健気だったよね〜、
 軽くあしらわれちゃうのに、声かけてさ〜……」


白百合 美海
「う、う〜ん……、仲良くなりたかったし」


佐倉 小桃
「……仲良くなれたの?」


白百合 美海
「うん、昔よりはね」


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