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デュエット・ヌード
【女性向け 官能小説】

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ヌードモデルになれますか?-4

ほぐし終わって、いよいよ描画となった。

ポーズは、ベッドに寝そべる百合子と、ベッドに座る私。

百合子の腰に布が掛けられた。なんのために無毛にしてるんだろう。不思議だった。

私は座るといっても、膝立ちであり、正面からだから、乳房も恥毛もそのまま観察できた。

おっぱい、少し小さく描くわね。ごめんね。

画家はそう言って筆をとった。
暖房の利いた部屋、素っ裸が気持ちいい。

恥ずかしいとか全然思わなかった。
自分の裸を気に入ってくれて、絵に残してくれるのだから、嬉しくないはずがなかった。

――まあ、レオタードは恥ずかしかったな。お尻だったし。

キャンバスには緻密な下絵ができていた。
色つけにはモデルはいらないという。

裸の仕事は終わった。

私と百合子はガウン姿で控え室がわりの百合子の部屋に戻り、もとの服を着るはずだったが、

ガウンを脱ぎ、ショーツ一枚になった私に、全裸の百合子がからみついてきた。

セックスってどんな感じなの、とストレートな質問をしながら、私の胸を揉み、お尻を触ってくる。

愛撫が足りなかったか?
しかたない。

私は百合子をベッドに横たえると、私もショーツを脱いで、処女を組み敷いた。

とはいえ、女である私には、真のくさびを打ち込むことはできない。

どれだけ恥ずかしい形にされるかを、まず教えた。

私の指を受け入れる、女性としての器官。
ごく浅い挿入だが、わずかに痛みを伴うらしい。裸身が脈うった。

「あ、ああっ」

声が出るのを恥ずかしがっている。

処女とは厄介なものだ。

恋人が優しくも決然と破るまで、保存してやらなければならないとは。

同じ女として、気持ちいいやり方はいくらでも知っているのだが。

もどかしかった。
――――――――――
(終わり)


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