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そして奏でられなくても
【青春 恋愛小説】

そして奏でられなくてもの最初へ そして奏でられなくても 3 そして奏でられなくても 5 そして奏でられなくてもの最後へ

そして奏でられなくても-4

「〜♪」

私の好きな曲…
あの人から
雅人先輩―――

「猛!きた!きたよ!」

「え…あ――――っと」

「じゃ、返信で気持ちを伝えてください」

「無理無理無理!!」
絶対無理だよ………。
いきなりなんか……

「先輩、携帯かしてください」
猛がいった、なぜに?

「はい…?」

「かたかた………」


え?



ケータイをいじる猛は――――もしかして!





「ちょっとやめてよっ!」

「……送っちゃいました。」待ってよぉっ………

「なんて?」




奪い返したケータイには



先輩がスキです。つきあってください




「……なにしてんのよぉ………‥」





私はすかさずちょっと待っていまのストップ!!と送った。





「先輩、いい?逃げてたらダメなんだよ?わかる?」


「……うん。」
「じゃあとは頑張って」


「ため語じゃんか……」
私は気持ちが晴れた。
「平山さん頑張って…」

先輩と呼ばないのもため語なのも私を元気づけようとしてくれていたんだね。


そして奏でられなくてもの最初へ そして奏でられなくても 3 そして奏でられなくても 5 そして奏でられなくてもの最後へ

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