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そして奏でられなくても
【青春 恋愛小説】

そして奏でられなくてもの最初へ そして奏でられなくても 1 そして奏でられなくても 3 そして奏でられなくてもの最後へ

そして奏でられなくても-2

「あ、先輩、先輩!」
焦っている私に猛が話し掛けてきた。
「…なに?」
でも心の中で私はある決心をしていた―――。
「明日、お祭りで太鼓たたくんですよ先輩も、俺と一緒に。」
―――忘れてた!明日はお祭りだった!
私は猛と一緒に太鼓をならっていて明日がその発表みたいなものだった。
「うん……あのね、聞いてくれる?」
猛に小声で言うと猛は気を遣い
「場所かえましょうか」
といった。


階段の裏までくると猛は私と目を合わせた。
「でなんです?」
「私ね明日先輩に告白する……。」
「…そうですか。頑張ってください。」


頑張れという言葉はなんて無責任なのだろう。

誰しもが軽々しく言う言葉………


だけど温かみがあるから人々はつかうんだろう。


「うん…。」



家に帰ると泣きたくなった。緊張による震えがとまらなかった。
……どうしたらいいの?


私は、ふっと不安に駆られながら眠りについた…



不思議な夢をみた――笑ってる―――私も先輩も――猛も――幸せだった。
ただ雅人先輩が私に一輪の花を渡して消えてしまうの………
―――――――ハッ!!


前兆………


朝、目覚めると泣いていて重い頭を起こしたあと

鏡を見た。

情けない顔……
いつからこんなに孤独になったのかな

私は太鼓の衣裳に着替えて朝ご飯を食べた。

目玉焼きとベーコンとソーセージと白米

落ち着いた。

「ピンポーン」
インターホンが鳴った。猛だ。迎えにきてくれた。

「はーい」
私は走った
「杉原です。」
猛の声
「いまいくね。」

……ガチャ

「おはよう」
「おはようございます」

「じゃいきましょう」
「うん…。」

先輩の弟がとなりにいる……私は先輩に……今日、告白する。


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