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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-30

南の海岸に辿り着いたお良と長老蛸は

河童達と太助を見つけ出した。

太助は砂浜の松ノ木に縛られ喘いでいる。

周辺には二匹の河童が見張りをしていて

青色の河童が大声を発しているように見受けた。


青河童(おーい!お良聞こえるか!

お前の息子は俺たちの手中にあるぞ!

早く出て来い!

そうでないと太助の命はないと思え!)


もう一匹の河童は青河童より

一回り小柄で身体は斑色であった。

その斑色の河童は兄貴分の青河童に話し掛けている。


斑河童(ねぇ、青河童の兄貴、

本当にここへお良が現れますかねぇ?)
    


青河童(当たり前じゃないか、

俺は艶蛸を捕まえ拷問にかけて白状させた。

何故にお良が素直に

蛸達の言いなりになりここに居る理由を?

お良は息子の太助を守る為に

自分の身を蛸共に委ねたのさ、

だから俺は他の河童達と違ってお良を探さず、

太助を探し出して捕まえた。

お良が知れば必ず太助を救いに来ると読んでいる。

斑河童よ、俺に付いて来れば

お良を抱けるかもしれないぞ!)


斑河童(俺は兄貴に付いて着てよかった。

俺なんか河童仲間の中では力が弱いので、

この先河童一族がお良を手中に納めても、

俺は一生お良を

抱けないかもしれないと諦めていたけど、

でも、親分河童は最初に

お良を捕まえた河童には褒美として、

その場でお良を凌辱しても良いと

言っていたのでやる気がでるよ。)


お良と長老蛸はそこから離れた

海上で泳ぎながら太助を救い出す打合せをしていた。


長老蛸(わしが囮に成り、

河童達を引き付けるのでその隙に

お良さんは太助を救いなされ、

それから、わしの小刀を差し上げます。

この小刀を使い自分達の身を守ってくだされ、

わしは向こうの岸から奴等を

挑発しますのでお良さんは太助の

見張りが居なくなれば

沖から潜って太助の所へ向って下され、

判りましたかな。)


お良(判りました、

長老さんも無理しないで下さいね。)


長老蛸(ハハハ、

わしはお良さんを抱けたのでいつ死んでも構わんよ。

これで、思い残すことは無い、

お良さんの役に立って喜びさえ感じているよ、)


長老蛸は微笑みながら向こう岸へ向った。

お良は長老蛸の指図で沖から

浜辺の様子を見守るのであった。


向こう岸に辿り着いた長老蛸は河童達に

大声で叫び出した。


長老蛸(おーい!腐れ河童共よ、

よくもわしの仲間たちを襲ってくれたな。

仲間たちの敵討ちじゃ、

わしはこの艶蛸一族の中で一番の魔力の使い手じゃ、

度胸があるなら向かって来い!

お前たちが欲しがっているお良はわしの手中にある。

もし、わしに勝つ事ができればお良が手に入るぞ、

この後ろの岩陰にお良はいる。

さぁー、

お良が欲しければ戦いに挑んでこんかい!)


青河童(おおー!

こんなに早くお良が手に入る好機はないぞ。

大蛸一匹しかいない、

われら二匹で襲えば勝てる、行くぞ、斑河童よ。)


河童達は喜び勇んで長老蛸に向かって行った。

長老蛸は触手を大きく振り上げお良に合図した。


河童達は太助の事を忘れ、

長老蛸に襲い掛かった。


お良はその隙に太助の元へ泳ぎだし

浅瀬まで来た時にお良は何者か居る事に気が付いた。

しかし、気が付くには遅かった。



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