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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-15

そして、お良を急かすように長老蛸は言い放った。

長老蛸  (さぁー、早く着物を着なさい。) 

お良は長老蛸から着物と帯とふんどしを渡された。

長老蛸 (早速、着物とふんどしを着てくだされ、目の保養に見せて欲しいのじゃ、)

お良は仕方が無いと思い、着物を着て部屋の鏡台に自分の姿を写して見たら、
     その着物の姿は厭らしく写り出された。
     
布地は純白の薄い絹の着物で肩から太腿の付け根までしかなく、
     手の先から脇まで生地か無く、脇の横から見れば、
乳房が丸見えで足はつま先から股間まで露出して下から覗けば、
ふんどしが丸見え、そして帯の黒色が白色の着物の鮮やかにし、
乳房はより豊満に見え、お尻の丸みは牡を誘う如く厭らしく、
着物から見え隠れするふんどしの白さはふっくらとした女陰を隠し、
太腿から脹脛は滑々でむき卵の様に白くしゃぶり付きたくなる素足で、
性欲を昂ぶらせるには充分な淫靡な姿であった。

お良  (長老さん、この着物を着て見て思いましたがすごく厭らしい姿になっていの、他の着物は無いの。)

長老蛸は無いと言う素振りを見せてお良に話しかける。

 
     

長老蛸 (お良さんは親方や子蛸たちに肉体を嬲られたから、
女体に張りが出て色気も多く出ているようにお見受けしますが、
そして何よりわしらがお良さんの為に織った着物が女体を淫靡に
美しく輝かせていますのじゃ、今後は絶対の海女の着物は着ないように。)

お良は長老蛸が息巻いて話す姿を見て、この着物しかない事を悟った。

お良は長老蛸の後ろに蛸が隠れて、お良を見つめている事に気が付いた。
その蛸はお良が親方に抱かれる前に体を清めてくれた親子蛸の子供でであった。

お良  (どうしたの、坊や。)

子蛸  (おいらとの約束を覚えている、お良さんの返事を聞かせよ。)

     お良は思い出した。
     体を清める時に子蛸と交わした約束を、
     しかし、近くには長老蛸が居るので子蛸との約束事を話す訳にはいかない。
     お良は困った顔をして長老蛸をチラと見つめた。

長老蛸  (お良さんと子蛸には大事な話があると御見受けする。
      邪魔なようだな、わしも太助に用事が有るので太助の所に行ってくるよ。)
      
      長老蛸はそのまま部屋を後にして隣のある太助の部屋に入った。

長老蛸 (太助や、部屋に入るぞ。)

太助  (何ですか、長老さん。)

長老蛸 (おまえのお袋さんが親方に抱かれる前に体を清めたていた子蛸が
遭いに来て約束事について、お良さんに問い合わせに来たのじゃ。)

     それを聞いた太助は嫌な予感がした。
母ちゃんは心が優しい上に子供の頼み事は断ることが出来ない性格だ。  
おそらく、子蛸の頼み事とはお母ちゃんの身体を求めに来ているのではないか、
     そんな事が脳裏に浮かんだ。

太助  (ありがとう、長老さん、子蛸がお母ちゃんに何の話かな。)

長老蛸 (そうだな、太助なら知っているのではないかと思い、知らせに来たが。)

    と言ってニヤリと長老蛸は微笑みながら太助の部屋を出て行った。

太助 (子蛸の野郎、俺の大事な母ちゃんに厭らしい事を頼みの来たなら承知しないぞ。)

    そう思いながら、隣の部屋のお良と子蛸の話に聞き耳を立てるのであった。   隣の部屋では子蛸がお良に必死で話している様子が伺えた。

子蛸 (お願いだよ、約束したのだから、おいらにその肉体を好きにさせてくよ、)

お良 (駄目よ、坊や、掟は知っているでしょう。
掟に定めた以外に私の身体を嬲れば坊やは死罪に成るのよ。
そんな危ない事をさせる訳には行かないわ。
    万一、坊やが死罪に成れば父蛸さんも申し訳ないわ。)

子蛸 (そんな事は覚悟の上さ、父ちゃんも言っているよ。
この先、おまえがお良さんを嬲れることは二度と無いかもしれない。
お良さんは我ら艶蛸の手中にあるが他の妖怪達も狙っている。
    お良さんの肉体を味合える時があれば命がけでお良さんを奪えと言っているよ。
    おいらは命がけさ、それで死罪なれば本望さ。)
     
    お良は子蛸の熱意と覚悟を知り、この身体を子蛸に好きにさせても良いと思った。

お良 (分かったわ、おばちゃんの身体は坊やに任せるわ。
しかし、この部屋では他の艶蛸に知られてしまう。
他の場所でないとおばちゃんは坊やに抱かれる事は出来ないわ。)

子蛸 (そんな事、前から承知だよ、宮殿の裏側に誰も知らない海辺の洞窟があるよ。
    おいらしか知らない所さ、そこへお良さんを連れて長い時を過ごすのさ。
    さぁー、お良さん、おいらの後を付いて来て。)

    
お良は着物とふんどしを着直して草履を履き、
子蛸と共に誰にも見つからない様に海辺の洞窟へ向ったのであった。

それを一部始終見ていた太助が子蛸とお良の後を付けた。

お良と子蛸は洞窟に入り奥へ進んだ。
子蛸が触手を指し、お良に言う。



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