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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-14

お良は子蛸たちに嬲られ悶絶して気を失ってしまった。

それからどの位の時が過ぎたのか、ようやくお良は気が付き回りを見渡せば、
そこは寝室だった。

足元の先を見れば長老蛸がお良の裸体を見ながら微笑んでいるではないか。
       
長老蛸 (お良さん気が付きましたかな。
お良さんを寝室まで運ぶのに大変苦労しましたぞ。
大蛸二匹が親方の言付けに従わず運ぶ途中で、
お良さんの肌や女陰に吸い付こうとしたのでわしが必死になって防いだ。
そして大蛸たちを説得させ帰した所じゃ。)

お良  (ところで長老さん、太助はどこなの。)

長老蛸  (太助か、うーん。)

長老蛸は困った表情をした。

長老蛸  (お良さんには話した方が良いか。)
      
太助はお良さんが親方や子蛸の色責めで悶えている声を聞き、
      興奮をしてしまい、この隣の部屋に入り込んでしまった。
母親が蛸に嬲られている事を想像して自分の肉棒を慰めているのじゃ。
そして、人としての後悔と男の欲望の狭間で苦しんでいると思うが。)

お良  (エッ、そんな、太助が私のよがり声を聞いて情欲しているなんて、
     ああー私はなんて罪深い母親なの、ゆるして太助。)

     お良は体中の力が抜けた状態に成り、切れ長の瞳から涙が零れるのであった。
    
長老蛸 (お良さんよ、余り悲しむことは無いぞ。
実は親方よりお良さんに申し送りが有るのじゃ。
お良が子蛸たちの色責めにも快く嬲られてくれた事は感謝をしている。
一族皆で話し合ってお良さんを今より大切に扱う事が決まったのじゃ。
勿論太助もじゃ。
そして、早く我ら一族に馴染んで貰う為に新たに掟を決めたのじゃ。
今日より五日間はお良さんを犯す事を禁じ。
その後、二日おきに親方と他の蛸達で順番にお良さんを嬲る事を決めたのじゃ。
だから、これからは毎日毎晩わしらに責められる事は無くなるのじゃ。
そして、これからは太助と一緒に居られる時も多くなるのじゃ。
また、部屋にも監禁されなくなり宮殿や島を自由に散策出来るのじゃ。
但し、お良さんよ、一番大切な事を伝えるので心して聞いて欲しい。
お良さんが部屋を出る時は必ず守って頂きたい事柄があるのじゃ。
今から渡す、草履と着物と帯、そしてふんどしを必ず締めて部屋を出る事じゃ。
何故かと言うと、
部屋の外で裸の姿を蛸共に観られる事があれば、その豊潤な女体に刺激を受け、
掟を破ってお良さんの肉体を襲う蛸が現れるとも限らない。
それを防ぐ為にもお良さんが裸でいる事は禁物じゃ。
そして、お良さんを襲い犯す輩は掟により死罪じゃ。
ただし、お良さんは蛸に犯されるだけの苦痛が残るだけじゃが。)

お良   (分かったわ、
そんな事で蛸さんたちが死罪に成ってしまったなら可哀想。
また、蛸さんの子供たちも哀しむからね。
私はどの様にされても構わないわ、覚悟はできていますから。) 

長老蛸 (お良さんよ、そんな事を言わないでほしい。
われらはどんな事に成ってもお良さんを殺す事は絶対にない。
但し、太助は分からないぞ、お良さん次第だからな。)     

突然、お良は思い出すかのように長老蛸に尋ねた。

お良  (佐助は大丈夫なのかしら。)

長老蛸 (佐助の事なら心配しなくても良いぞ。
     村民はお良さんが犠牲になって村や村民を守った事は知っている。
村を監視している艶蛸から佐助は村長と村民で大切に養っているとの事。
毎日、わしに知らせが届いておる。
佐助の身に災いがあって、お良さんが此処から逃げ出されては困るからな。
常に佐助と村民は我ら艶蛸が監視しているから佐助の事は大丈夫だ。
村民を脅してでも佐助を大事に扱う事を指示するからな。)


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