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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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正義と悪-5

背を向けて帰ろうとした瞬間、若菜は急に振り返って言った。
「ところで下条さん…」
急に話しかけられて少し驚いたような顔をした。
「な、何でしょうか…?」
下条の顔は一体何を言われるのか緊張したように見えた。
「あなた、無理矢理女性を犯した時はありますか?」
「えっ…?」
明らかな動揺を見せる。ないなら即答するはずだ、若菜はそう思った。
「女性をレイプした事がありますかと聞いてるです。」
下条はそれまでの落ち着きが嘘であったように動揺していた。
「あ、ありません!ある訳ないじゃないですか!」
若菜は思わせぶりな笑顔を見せる。
「ですよね〜。すみませんでした。」
そう言ってフレア本部を出て行った。

車に乗り込んだ瞬間、若菜は杉山に言った。
「さて、今頃慌てて誰かに電話とかしてる頃だわ、代表様は♪」
その言葉に意味が分からないような顔をして聞いた杉山。
「何でですか?」
「はーっ!?分からないの??ダメねー、あなた!鈍感すぎ!」
馬鹿にされ恥ずかしくなる。少しふて腐れたような口ぶりで若菜に聞く。
「すみませんね、鈍感で。」
「だからあなたはいい歳こいて彼女もいなくてシコシコ三昧なのよ。ダメよ、言葉や相手の表情見て色んな事を感じ取らないと!」
「わ、分かりましたよ!で、どうしてあの下条が慌るんですか!」
若菜はやれやれと言った仕草を見せて杉山に言う。
「あの下条、真の聖職者ではないわ?真の聖職者ってのはまず欲を抑える事が出来る。でも彼は欲を我慢しきれない人間だわ?話してる最中、私の体のあちこちをいやらしい目で見てた。下条は少なくとも性欲を抑えられるタイプじゃない。もし可愛い信者がいたらきっと手を出すタイプよ。私が下条と手を組んでると見ている白川歩美の不死蝶はレイプを始め女性蔑視的な行為を憎むグループの可能性が高い。だから下条みたいな自分の立場を利用して女に手をかける男を敵と見なすのが普通でしょ?でも手を組んでる…。と言う事は?」
「えっ…??」
「かーっ、つくづく鈍感ね!」
「だ、だからすみませんって!!」
「フフフ。と言う事は下条は不死蝶に操られてるって事よ。恐らく罠にはめられたんでしょうね。わざとそう言うシチュエーションにしてレイプされて、それを逆に脅されて操られてるって事。代表がレイプなんてしたと知れたらもうフレアは終わりだかね。だから下条は不死蝶と手を組んでるのではなく操られてるって事よ。」
「そ、そうなんですか??」
「間違いない!」
自信満々の若菜がカッコ良かったし羨ましく思った。
「あー、でもあのイヤラシイ目で舐めるように見られる感じ、興奮したわぁ♪ちょっと濡れそうだったもん♪」
「…」
杉谷は気付いた。若菜の唯一の欠点はデリカシーの欠如だと。しかし若菜の口から聞く濡れそうだったと言う言葉に半勃起していた杉山も偉そうな事は言えなかった。


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