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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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消えたサーガと白川歩美と協力者-10

機長らの事情聴取によると全員が同じ職場のCAに相談があると呼び出されて2人きりになった所を複数の何者かに襲われて拉致されたと言う事であった。連れて行かれた場所はどこだかは分からないが、その場所から新浜駅まで車で10分ぐらいだったという事から新浜市内にその場所があった事が推測される。全員が同じ場所に拉致されていた模様だ。

それに加え拉致に関わった実行犯は全て女だったとの証言も得られた。拉致した人間も、監禁場所にいた人間も全て女性だった可能性がある。拉致された感覚からは相当鍛えられているようだとの事であった。監禁されていた時も特に酷い扱いを受ける訳でもなく、時間が来たら解放するからそれまで待っていて欲しいと言われ、食事も立派な物が出されたと言う。全く不自由はなかったそうだ。しかしテロの事は何も情報を伝えられておらず、自分らが搭乗する予定であった旅客機がテロを起こしたと知り相当ショックを受けたとの報告があった。

「女性だけのテロ集団、不死蝶か…。レイプ犯罪者のみを標的にしてる事は間違いないし、あきらかにサーガを狙ってるわよね。不死蝶のリーダーもきっとレイプ被害者に違いない。もしかしてサーガ本人にレイプされた女性かも…。サーガを狙う理由を知りたいわ…。サーガと面識があるのか、それともないのか…。スカイツリーなど同時多発テロで全然関係ない人間の命を奪いながらも機長らの家族に配慮を見せたり有佳ちゃんをなるべく事件に関わらせたいような配慮も見せる。ホント、謎が多いわ、不死蝶…」
頭をかいた後、天井に目を向ける。
「レイプへの復讐か…、それとも…」
ふと思い浮かんだのがこれだ。
「愛情、もしくは恩返しか…」
新たなビジョンが見えた。もしサーガにレイプされどん底まで落ちた状態の女性がフレアと出会い下条にその傷を癒してもらったい人世を救って貰ったとして多大なる感謝を感じ、下条が何とかしたいと思っていたサーガを下条への愛情か、恩返しのつもりで下条に代わり自分がこの世から抹殺してやろうとして起こした事なのかも知れない、その可能性が浮かんだ。そうすれば下条みたいな臆病な人間は他人を使い目的を達成させるタイプの人間だとの見解から不死蝶のリーダーとの糸が繋がる事になる。下条と不死蝶は繋がっている…、そう思えてならなかった。

「さて、下条に会いに行くか…。」
若菜は杏奈に断りを入れ杉山を借りて下条のいるフレア本部に向かったのであった。


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