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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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策士-1

「クソッ、なぜこんなに早く居場所を突き止められたんだ!」
サーガが机を叩く。表から聞こえるサイレンの音、表の様子を見れば赤色灯や捜査のヘリコプターが見える。若菜の読み通り、サーガはここ浅霞市に潜伏していた。田口徹に策を与え警察を翻弄した策士は今、追い込まれていた。
「上原若菜を甘く見過ぎましたかね…」
部下の山下康夫がそう言うと、サーガの顔色が変わった。
「俺を捕まえてこそ甘く見てたと言うんだ!俺はまだ捕まってはいない!」
激高したサーガだが、それこそ焦っている証拠だ。裏をかいたつもりが裏の裏をかかれた形のサーガは上原若菜に追い詰められている事を決して認めたくなかった。

「で、どうします?周りは完全に包囲されてますが。」
「下手に動かないのが一番だ。浅霞に潜んでいるだろうってだけで確証はないはずだ。こうして俺らをあぶり出すつもりだろう。暫くここで待つ。動いては相手の思うツボだ。クソッ!だいたい誰なんだ、飛行機テロなど起こした奴は!大事な時に余計な真似を!」
そう、サーガと今回の同時多発テロは全くの無関係なのであった。若菜が感じた違和感は当たっていた事になる。そもそも地上波テレビを通じて人々に存在感を与える事を考えていたサーガがスカイツリーを破壊するなどと言う事をするはずがなかった。

「万が一警察が踏み込んで来たら裏ルートを使って逃げればいい。武器や覚醒剤は隠し部屋に入れておけ。浅霞から警察が撤退した後に運び出せばいい。」
「分かりました。」
部下は溜め込んだ武器や覚醒剤を隠し部屋に移動し始めた。
「逃げ切って熱りさめた後に回収するか。そうやすやすと手放せないからな。」
サーガはクーデターを起こすつもりだ。その為に何度中東へ出向いて武器調達したか分からない。加えて田口徹から預かった大量の覚醒剤。末端一兆円分はある。富と栄光を手にする為の大事なアイテムだ。そう簡単には手放す訳にはいかなかった。
「ま、今のところ女には不自由しないしな。議員さんや美人アスリートとセックスしながら警察が探すのを止めるまでゆっくりと待つ事にするか…ククク…。」
警察に与えられたストレスを発散する為、サーガはお気に入りの本村沙織を犯したのであった。武器や覚醒剤を隠し部屋に搬入しおえた部下らも拉致している女を次々に犯したのであった。だが一方で、不審な影がサーガの身に確実に近づいている事に気付いてはいなかった。


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