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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第13話『開糞!なんでも鑑定団』-5

 ……。

 
 様々な機会を設けては、配給に占める『ウマゴヤシ』が増えてゆく。 かつて『配給食糧』と呼んでいたのも、いつのまにか『配給飼料』と呼ぶようになる。 実際、単位面積当たりの『収量』『栄養価』『土地涵養度』『給水量』どれをとっても、ウマゴヤシは他の穀物を圧倒していた。 だから、ウマゴヤシを増やすことは、土地を有効活用するという点では理に適っている。 それにしても、元々ヒトに適していない草本であることも事実なわけで、ヒトがウマゴヤシだけで生きていけるかというと、決してそれだけでは過ごせない。 

 便座に設置されたCCカメラは『法律を守った食生活をしているか』を監督する以外にも、様々な効果をもっている。 例えば『現在どこにいるか』が確認できるし、潜血や寄生虫の罹患を見抜くこともできる。 或は肛門の形から『肛門性交の有無』や『お尻が安産型な市民』を選別するデータベースにもなる。 加えて毎日排便時間を記録することで、生活リズムが崩れている市民も一目瞭然だ。 市民が気づかない裏側で、軍は着実に市民の情報を入手している。 やがて訪れる完全な管理体制に備え、すべて法律は無関係なようで――どこか細い糸で繋がっているのかもしれない。

 市民を待ち受けるブリブリ地獄、まだまだ始まったばかりである。


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