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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ひとりじゃない-8

さとみが部屋に戻ると吉川はシャワーを終えバスローブを着ていた。その姿にドキッとしたさとみだが、動揺を見せずに普段通りの態度を見せる。
「これで良かったかな??」
「あ、はい。ありがとうございます。」
吉川はソファに座り、さとみはベッドに座り食事を済ます。2人とも黙々と何も話さずにひたすら食べていた。
「じゃ、シャワー浴びてくる…。」
「は、はい…」
吉川の方がソワソワしてしまった。さとみはそのまま浴室へと入りドアを閉める。
(な、何着て寝よう…)
替えなど持って来ていない。下着もだ。急に呼び出された為準備などまるでしなかった。下着では勿論の事、バスローブも少し抵抗がある。かと言って着ていた服のまま寝たら明日の捜査に皺だらけの格好で行かなくてはならない。吉川もそうだしバスローブにしようと決めたさとみは服と下着を脱いだ。

無意識にさとみは入念に体を洗う。そんな自分に気付き恥ずかしくなるが、それでも股間は特に入念に洗った。自分で言うのも何だが綺麗な体である。例え万が一吉川に見られても恥ずかしくはない。それに比べてセックスには全く自信がなかった。きっと吉川は自分の事をある程度男慣れした女だと思っているだろう。それが殆どマグロ状態であったなら幻滅されるかな…、そう思った。しかしまたする事前提に物事を考えている自分が恥ずかしくなる。

そんな時であった。壁の向こうから吉川の喚き声と、壁などに体が当たるドスン、ドスンと言う音が聞こえた。
「うわぁあ!く、来るな!離れろ!!」
さとみ自身見たことはないが、未だに覚醒剤の幻覚症状に悩ませられる事があると言っていた。その幻覚症状が現れたのだと、さとみはピンと来た。さとみはとっさにバスタオルを体に巻きつけ浴室を出た。

「だ、大丈夫!?」
「く、来るなっ!!浴室の中に入っていてくれ…!ぅわぁ!」
さとみは足が竦んだ。吉川の顔つき自体が豹変している。頭を抱えながら壁に体をぶつけ、床に倒れこみもがき苦しむ吉川の姿にさとみは怖くなった。
「で、でも…」
「た、頼むから1人にしてくれ…!そのうち治まるから…。ハァハァ…下手に近くにいると危害を与えてしまうかもしれない…。それにこんな姿、見られたくないんだ!」
「ほ、放っておけないよ…」
「頼むから…うあっ…!」
幻覚に怯え、汗をビッチリとかき何かから逃げようとしている。目が怖かった。恐怖から逃れる為なら人さえも殺しかねない目をしていた。吉川の豹変ぶりにさとみは足が動かなかった。


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