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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ひとりじゃない-7

「あー疲れたぁ…。足がパンパン…」
そう言ってベッドに寝転んだ。吉川は申し訳なさげに静かにソファに座った。

「タバコ吸ってもいいよ?私は気にしないから。」
「は、はい。ではお言葉に甘えて…」
勤務中は我慢している吉川。従来ヘビースモーカーだ。さとみに気を使いながらもタバコに火をつけた。さとみと2人きりの状況に吉川は落ちつかなかった。肩を狭めてソファに座りタバコを吸っていた。

「お腹空いたね。コンビニで何か買って来ようか?」
「あ、俺行きます!」
「いいからいいから。何でもいい?」
「あ、はい。すみません…」
「じゃあ行ってくるね。」
「お願いします。」

さとみは部屋を出て行った。出て行った瞬間、吉川は一気に力が抜けた。
「マジかよ〜!ヤバイよやっぱぁ…」
いくら仮眠するだけとは言え同僚と一夜を共にするのだ。女遊びには慣れていない訳ではないが、今回は困り果てていた。
「い、今のうちにシャワー浴びちゃおっと…」
吉川はそそくさと服を脱ぎシャワーを浴びる。

一方さとみは部屋を出た瞬間に壁に背をつけ、やはり脱力した。
(ヤッバイよぉ…。勢いで泊まっちゃったけどどうしよう…。ドキドキして寝れないかも…)
実は吉川より緊張していたかも知れない。やましい事はなしだと分かっていても彼氏でもない男と一夜を共にするのだ。ドキドキし過ぎて心臓が壊れそうであった。

さとみはコンビニに寄りジュースと弁当を選ぶ。他に何か必要なものはないかと店内を歩いていると、ついついいかがわしい本が置いてある棚をチラッと見てしまう。
(ヤダもぅ…)
恥ずかしくなりすぐに通り過ぎた。ドキドキしているところに余計、ドキドキしてしまう。そして次に目に止まってしまったのがコンドームだった。さとみは思わず立ち止まる。
(い、一応買った方がいいかなぁ…。も、もしもって事もあるし…。付き合ってもいない相手とコンドームなしでもさせる女だって思われたくないし…。って、何でする事前提で考えてるのよ私っ!?)
ますます恥ずかしくなった。しかし箱に書いてあるウスウス0・01ミリ、まるでしてない挿入感と言う文字に目が釘付けになった。
(そんなに薄くて破れないのかなぁ…)
さとみは意外にも男性経験には乏しかった。学生時代は人並みに彼氏とはしていたが、生でしたがる彼氏に必ずゴムはつけさせていた。ただし自分で買っていた訳ではないので、一体どのぐらいの厚さのものだったのかは分からない。警察に入ってからはずっと彼氏もいなく、当然セックスもしていない。そんなさとみが今夜男と同じ部屋に泊まり、目の前にコンドームがある状況になった。頭の中は混乱していた。しかし気付いた時にはコンドームを持ってレジに並んでいた。

レジの店員は男だ。さとみはソワソワしながら会計を済ます。コンドームだけ茶色の紙袋に入れてくれた配慮もさとみには恥ずかしくて仕方なかった。さとみは会計を済ますと早歩きでコンビニを後にした。

(ま、万が一よ…。一応、ね…)
さとみは紙袋に入ったコンドームだけスカートのポケットに突っ込みホテルへ戻った。


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