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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ひとりじゃない-4

外環を走り和高インターで高速道路を降りると、サイレンの音が鳴り響いていた。ずっと鳴りっぱなしではなく、パトカーが交代交代で順に鳴らしているようだ。これだけたくさんのパトカーが一斉に鳴らしたら、それは煩いだろう。サイレンの音に比べるとパトカーの数は異常に多かった。空からはヘリコプターで巡回している。浅霞は物々しい雰囲気に包まれていた。

「俺達は歩いて捜査すますか。」
「分かったわ。」
「まず浅霞署に行きましょう。」
「了解。」
さとみは浅霞署に車を向かわせた。道路には常にパトカーが複数台走っているのが視界に入る。他に面パトもいるだろう。殆ど警察が道路ジャックしているようなものだ。これではサーガも表に出るに出れないだろう。渋滞しがちな道路を走り浅霞署に到着した。話は行っているようで駐車場に案内してくれた。挨拶もそこそこに2人は街を歩き始めた。

「まずはサーガが潜んでいそうな場所を探さなきゃ。調べでは大量の武器や麻薬を隠し持ってると言うから小さな建物じゃあ隠し切れないだろうな。しかもワンボックスカーが最低5台ぐらいはあるはずだから結構デカめの所をチェックします。」
「うん。」
「同時に周囲に目を光らせて白川歩美らしき女がいるかいないか良く見なきゃね。」
「うん。」
密集した住宅地は可能性は薄いだろう。割と広めに土地を持っていそうな場所へと移動する。いつサーガらと出くわしてもいいように十分な警戒心を持ち街を歩き回る。

「体平気?」
さとみはいつも体を心配してくれる。
「はい、今んところは落ち着いてます。」
「そう。」
さとみは案外素っ気なく答える。心配する割には素っ気ないさとみに若干話づらさを感じたりしている吉川。近藤の件で前よりも関係はマシにはなったが、元々はいがみ合っていた仲だ。いきなり仲良く喋るのも何だし、微妙な関係が続いていた。

「アソコ怪しくない??」
「確かに。スペース的には申し分ないね。チェックだな。」
そしてさとみは周りを見渡した。
「白川歩美の姿は見当たらず…と。」
意外とスムーズに捜査を行う吉川・さとみコンビであった。昼間のうちにある程度怪しい場所をチェックしておき夜に再度そこを訪れるつもりだ。


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