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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ニューリーダー-9

「マギー、どんな状況?」
パソコンのキーボードを物凄い速さで叩いている若菜が尋ねるマギーには杏奈の相棒、杉山がつき各方面からの電話を受けていた。
「テロと思われる空港会社はAMAが2機、GELが2機です。それぞれの機長について全員いつもと変わった様子はなかったとの事です。今捜査員が分かれて彼らの家に向かい捜査している所です。」
「そう。まさかパトカーとかサイレンとか鳴らして行ってないわよね?」
「はい。上原さんの指示通り近隣住人に警察だと悟られないよう連絡してあります。」
「了解。」
若菜は彼ら機長の家族にも配慮していた。この事件の最中、機長の家に警察が来たとなれば、そう言う噂はすぐに広がる。彼らの家族が好奇な目で見られぬよう最低の配慮は欠かさない。
「で、航空会社からは何の収穫もなし?」
「今のところは…。後は今から出航前の彼らの監視カメラでの映像を確認するとの事です。」
「了解〜。焦らず捜査するようメールで伝えて?変わった様子はなかったと言うぐらいだから、手掛かりがあるとすればほんの些細な事が重要になって来るから。」
「分かりました!」
杉山が早速捜査員の携帯にメールを送信した。

「サーガの居場所は分からないかー。」
「こちらも今調査中ですが、彼女らを拉致した車両は分かりました。全てトミタ社のマイエースです。ナンバーは…」
「全て偽造よね?」
「はい。今Nシステムで行方を追っている所です。」
「了解。いーい、最初到達地点を割り出すまでに、車の順路からどの地域に向かって移動しているのかを予測するよう言っておいて?のらりくらり道を複雑に走っても行き着く場所は一つだから各車両の道順を地図に書き込めばだいたいの地域は目星が立つでしょ?もう捜査車両を出発させてその都度新情報を連絡して移動させて。」
「了解です。」
「ノウムの下条の所にはだれが行ってる?」
「杏奈さんとマル暴の田代さんです。」
「…まさに美女と野獣ね。でも田代さんなら安心ね。あの人2、3発撃たれてもケロッとしてそうだし。杉山よりかは全然安心できるわね!」
「酷くねっすか…!?」
「アハ!冗談よ!10%ぐらい。」
「9割本音じゃないっすか!」
「そうとも言う♪ほら、電話!」
「は、はい。」
杉山は恨めしそうな目をしながら電話を受けた。

「明日の朝にはせめてサーガの居場所ぐらいは突き止めたいわね。」
若菜はマギーが打ち込んでいる情報をパソコン画面で確認していた。


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