投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 530 特命捜査対策室長 上原若菜 532 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

ニューリーダー-11

捜査員らが各方面から帰って来たのはもう明け方近くの早朝5時であった。事情聴取や捜査をしている時には感じなかった疲労感が捜査員達を襲い始めた。若菜もそんな捜査員を見て胸が痛くなる思いだ。休ませたい、しかし事態は一刻を争う。申し訳ないとは思いながらもそれぞれの報告会議を始めた。

機長らの家族は自分の夫がテロに加担した疑いをかけられ混乱して取り乱した。全てに共通するのはウチの人がそんな事をするはずがない、だ。それは航空会社も同じだった。まさかあの人がそんな事をと言う同僚の言葉ばかりであった。パイロットとは普段から大勢の命を預かり常に責任感を持ちながら行う職業だ。もしかしたらこの世で一番責任感を感じながら仕事をする人達かも知れない。現に各機長らの評判は良かった。みな優秀な機長ばかりであった。

「フレアに関わらず宗教との関わりは?」
「見受けられませんでした。ご家族のご厚意のもと、家の中も調べましたが、そのような物は一切出て来ませんでしたし、機長とは体調管理をしっかりしなければならないものです。全ての機長が規則正しい生活を送ってました。宗教などにかける時間は今の所ないように思われます。」
「そう…。」
「航空会社の監視カメラ映像は一通り確認しましたが、念のため預かって来ました。何か見落としがないか再度確認致します。」
「頼んだわ。でもみなさん、一度お休みになって下さい。その後は交代で休憩を取りながら捜査にあたりましょう。」
そんな若菜の言葉を有り難く思いながらも、今すぐ休みたい捜査員とそうでない捜査員、2つに分かれた。捜査を続けたがる捜査員に若菜は言った。
「早朝で聞き込みも事情聴取も出来ない時間です。今後の捜査の為、まずは休んで下さい。これは命令です。何か動きがあればすぐに連絡しますから。」
やる気のある捜査員達も確かに眠い。この疲労困憊の中で集中力を切らした状態ではいい捜査が出来ないと感じた捜査員らは場所を振り分け仮眠を取る事にした。若菜は署長室を借り、休む振りをして今後の捜査方針を考えていた。

「今はまだ何も掴めてないけど、でも歩き回り努力して集めた情報は必ず答えに導いてくれる。何か突破口があれば…」
若菜は頭を掻き毟りすぎてハゲてしまうのではないかと思う程に苦悩していた。まさか和典とエリサが覆面パトカーの中でカーセックスをしているなどと思ってもいない若菜はオナニーする事も忘れ様々な状況を考えていたのであった。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 530 特命捜査対策室長 上原若菜 532 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前