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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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断罪開始-3

今まで頼り甲斐があるところを見せていた星司とは思えない対応だった。

「このクソ女!何が痴漢だ!」

その時、横から胸を鷲掴みにしていた男が希の耳元に罵声を浴びせた。

「ヒッ…」

恐怖で希は体をビクッと硬直させたが、希の顔を覗き込む男の形相を見て、更なる恐怖が沸いてきた。

「ヒイイイィ」

「逃げるな!」

プレーヤー達は恐怖から逃れようとして暴れる希の両腕を取り、山城が希の髪を鷲掴みにして、顔を星司に向けさせた。

「あなたにとって痴漢とは、【何もしてなかった】この山城さんに対して使った言葉だったはずだ。だから、あなたを辱しめる今の行為は、あなたにとって痴漢とは言えない」

直前まで幸運に浸っていたはずだった。それなのにこの電車に乗った途端、複数の男から優しさの欠片もない力で体を蹂躙され、居るはずのない冤罪に陥れた男に髪を鷲掴みにされていた。

「な、何なの…」

わけがわからない希は、目から涙を溢れさせながらつぶやいた。

「【痴漢専用車両】へようこそ。言葉の意味を間違えたあなたに、痴漢とはどういうものかを教えてあげましょう」

希とは正反対に星司は涼やかな表情で、希が特殊な空間に踏み込んだことを伝えた。

しかし、星司が紳士的な態度をとっていたのはここまでだった。星司は表情から微笑みを消すと、涙が伝う希の両頬を片手で鷲掴みにした。

「ううっ…」

両頬を掴まれた希の顔が、さらに苦痛で歪んだ。

恐怖で箍が外れた希の意識が、希の頬を通じて星司に流れてきた。希の悪意の意識に触れた星司の表情も、希と同じように苦痛で歪んだ。

「くっ…、お、お前の犯した罪は重い。お前の残りの人生をかけて償わせてやる。まずは、お前の薄汚い体で赦しを請いながら、山城さんが味わった地獄を見るんだな」

星司は恐ろしい形相で希を睨み付けると、掴んでいた頬を突き放し、その手で希のブラウスの胸元を掴んで一気に引き裂いた。

「ヒィ―――ッ」

もちろん、胸が肌けただけでは済むはずがない。

「やめて―!」

幾ら抵抗しようとしても、女一人の力で複数の男に太刀打ちできるはずはなかった。引きずり倒された希は、スカートと下着を脱がされた。

「いやあああああ」

【痴漢専用車両】の中では、幾ら叫んでも助けが来ることはない。

ブラジャーもいつの間にか剥ぎ取られて、強く摘ままれた両乳首に痛みが走った。

「ヒィィ―!」

ビデオカメラを構える男の前で、足を無理矢理開かれようとした時は、これまで以上に抵抗したが、多勢に無勢、無駄な足掻きだった。

「いゃぁぁぁ…」

足が開かれ、下卑た笑いと共に、そこに複数の視線を感じた。

「おい、こいつ、ビチョビチョだぞ」

思い当たる節があった。今日のデートの最中に、星司に抱かれることを想像していて、終始股間を熱く感じていた。

「なんて淫乱な女だ」

羞恥のあまりに涙が止まらなかったが、自己中心の希は、自分がこんな目に遭うことに納得がいかなかった。 

「どうしてあたしが…」


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