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『雨』
【レイプ 官能小説】

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『雨』-1

バシャッ……

水溜まりの水が絵里のスカートに跳ね上がった……白いセダンが少し先に停まり中から男が降りてきた……

「ごめんなさい、大丈夫ですか?」

少し膨れた表情で絵里が男を見ると……

「本当に、すみませんでした。クリーニング代出しますんで……」

慌てて財布を取り出そうとする……ズブ濡れになりながら慌てる男を見て、絵里は思わず吹き出してしまった……

『良いですよ……気にしないで……』

絵里の表情は緩んでいた……

「風邪ひいちゃいますから……僕の家すぐそこなんで……服、乾かして下さい……」

手を取り絵里を車に……絵里も誠実そうな男の言葉に、気を緩めてしまった……


絵里を助手席に乗せた白いセダンは静かに動きだした……4〜5分程走ると車は古ぼけたアパートの前に停まる……

「ボロアパートでスイマセン……」

絵里より余程ズブ濡れになってしまった男が、絵里を部屋に招き入れる……意外に整理された部屋だった……大きめのバスタオルを差し出すと……

「今、温かいもの入れるんで……」

男はズブ濡れのまま狭い台所に……男は絵里に背を向け、ニヤッと笑みを浮かべていた……悪意に満ちた笑みを……やがて大きめのマグカップを手に男が絵里の居る部屋に入って来た……

「インスタントなんで……旨くないと思いますけど……」

絵里は、何の疑いも無くカップに口を近づけた……


 たわいもない会話が続いた……絵里が手を口に……小さなあくびをする……
小さなソファーの上……
あくびの間隔が狭くなる……
やがて絵里は睡魔に負けてしまった……

見ず知らずの男の部屋で……

「案外簡単だったな……」

睡眠誘導剤入りのマグカップを見つめ、男が再び悪意に満ちた笑みを浮かべた……
男は前々から絵里を狙っていた……日々チャンスを伺っていた……絵里の眠りの深さを確認すると、絵里を抱き抱えベットのある部屋へ……
絵里のスカートは完全に乾いていた……シングルベットと質素な組み立て家具……そして壁一面には、無数の写真が……

全て盗撮された絵里の写真だった……


まるで宝物でも扱う様に、絵里を静かに慎重にベットに寝かせる……
薄手のピンク色のカーディガンに白いブラウス……膝丈の少しタイトな花柄のスカート……スカートの裾からは細身の奇麗な生足が伸びていた……


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