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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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美人アスリートレイプ-4

「本村沙織、お前は日本国民をがっかりさせた罪を償う責任がある。しかしお前がプレーに集中出来なかったのは間違いなくフィアンセのせいだ。馬鹿面こいてわざわざブラジルに行きお前の心を乱さなければ日本は優勝しただろう。だから我々はフィアンセ、中山悠人に最大級の苦しみを与える事を決めたのだ。ククク」
悠人は沙織と対面するように、やはりX形の張り付け台に張り付けられた。
「この野郎!!沙織に何かしたらタダじゃすまねーからな!」
「ククク、悔しいか??どうにもならんな、お前!」
「な、何だと!?」
「お前は目の前のフィアンセを助ける事もできず、ただただ叫び続ける事しか出来ない…。せいぜい声が枯れるまで叫ぶがいい。」
「こ、この野郎!!」
激しく体を暴れさせるが全く外れる様子はない。どんなに叫ぼうが暴れようが、目の前のフィアンセを助けられない自分が悔しくて仕方がなかった。

その様子をテレビで見ていた若菜の形相が凄みを増した。ふと若菜の顔を見た瞬間、マギーは震えを覚える。まさに鬼の形相だ。この場からすぐに逃げ出したくなる恐怖を覚えた。

「気に入らない…、許せない行為だわ…。殺してやりたい…」
若菜は理性を失っていた。なぜならフィアンセの前で女としての威厳もプライドも、そして身も心もズタズタに切り裂かれた尊敬する女性を知っているからだ。尊敬する女性…、それは皆川静香。彼女の最期だった。当時フィアンセであった俊介の前で田口徹に屈辱、恥辱の限りを尽くされレイプされ、そして命を落としたあの日の事を一瞬たりとも忘れた事はない。まさにそれと同じような光景が目に映っている。若菜は封印し二度と解かまいと心に誓っていた殺意と言うものを抱いた。

「あの野郎か!あの野郎の企てた事だったのね…。許さない…殺す…、殺してやる!」
若菜はいきなり銃を握りナビの画面に向かい発砲した。
「キャッ!!」
頭を抱え体を丸め怯えるマギー。ナビからはまるで若菜の怒りのような白い煙が立ち上がった。若菜は微動だにせずに煙立つナビをジッと見つめていた。

するといきなり大きな声で喋り始めた。
「あー、火がついた。火がついちゃたわー!あったまに来た!」
そう言うとスマホを取り出し何かを調べた後電話をかける。

「あー、もしもしー?ナサー??」
(ナサ??)
何だと思った。一体どこにかけているのだろうと。
「エクスキューズミーじゃないわよ。はっ??パードゥン??馬鹿にしてんの!?」
もはや悪質なクレーマーのような姿にマギーは焦る。
「ど、どこにかけてるんですか??」
「ん?ナサよ、NASA。」
「NASA!?」
「ええ。宇宙にミサイル飛ばして貰って衛星を全部撃ち落としてもらおうと思ってさー。」
「!?ば、馬鹿じゃないですか!?」
マギーは慌てて若菜からスマホを取り上げ通話を切る。
「ちょっと!何すんのよ!」
「逆に何してんですか!?そんな事してくれる訳ないでしょ!?スーパーにクレーム入れるおばちゃんみたいなことしないで下さい!」
「お、おばちゃん!?」
「とにかく、もっと冷静になって下さい!」
「私は冷静よ!何なら宙に浮いて宇宙まで行って衛星を全部破壊して来てやるわ!」
「どこが冷静なんですか!?上原さんらしくない!そんなんでサーガに勝てるんですか!?」
「な、何よ…」
若菜はマギーの顔を睨んだが、ふと目を閉じ沈黙した。マギーの言う通りだ。NASAだの宇宙に行くだの全くをもって現実的ではない。サーガが今行っている事が静香のあの事件とフラッシュバックしてしまい取り乱した自分に気付く。落ち着きを取り戻した若菜はスッと目を開け、そして言った。
「悔しいけど、あんたが正解。」
目を開けた若菜は普段通りの表情に戻っておりマギーを安心させたのであった。


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