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優しいジゴロ
【熟女/人妻 官能小説】

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優しいジゴロ-3

3.
 JR池袋北口のレトロなクラブが譲二の仕事場だ。用心棒まがいの仕事をしている。
 花街の女に囲まれて育ち、女の扱いには慣れていたが、腕っ節にはまったく自信が無い。
 マラ技だけが頼りの竿師だから、用心棒と言っても酔っ払いの始末位が限界で、男相手に腕を振り回すことは無い。
 
 女性の社会進出が本格化してきて、酒を飲む女性が目に見えて増えた。
 譲二の働く店にも、女性客が少なくない。
 ホストクラブでホストの取りっくらに血道をあげるような裕福な女は来ないが、勤め帰りや友達連れの女客が多い。

 フロアの中央はダンスホールになっている。
 男連れの女は、バンドの演奏に合わせてダンスを楽しめる。

 手持ち無沙汰な譲二は、時にパートナーの居ない女客をフロアに誘った。競技会に出るような踊りではないが、長年の経験でリードは上手い。
 譲二がこの店で働くようになって、譲二目当てに来る女客も増えてきた。
 
 組長に釘を刺され、もう一頃のようなヒモ生活は出来ないが、と言ってマラ以外に頼りになる業の持ち合わせはない。
 譲二目当ての客の中に、閉店まで粘って譲二の袖を引く女が居る。
 惚れた腫れたでなくとも、男を求める女は居るものだ。ベッドを共にして、チップを貰う。
 譲二のファンが増えるにつれて、チップが競りあがった。女同士が、競り上げているのだ。
 決まった女が居なくても、何とかシノギは付いた。

 譲二は、女同士がいがみ合うのを見るのが嫌だった。
 女は好きだから、みんなと仲良く付き合いたいと思っている。
 組長に言われるまでもなく、力づくで独りの女に貢がせる時代ではない。

 


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