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テープから聞こえる母の声
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第一話・・・母の受難-3

 そして、15日・・・

 私の学校は、この週は中間テスト期間で、何時もより早い学校からの帰り道、意外な場面に遭遇しました。

 何時ものように地下道を出て裏道を歩いていると、何気におじさんのアパートへと通じる細い路地を見た時、おじさんのアパートの前に、黄色い自転車が止めてありました。

(エッ!?まさか、お母さんの?)

 私は様子を伺おうと、細い路地に入り、おじさんのアパートの前に行くと、あの小柄なおじさんが、黄色い自転車の後ろのタイヤのチューブを引っ張り出し、バケツに入れていました。どうやらパンクの修理をしているようでした。母の姿も無いし、この黄色い自転車は、おじさんのだったのかぁと、ホッと安堵したような、落胆したような、複雑な心境でしたが、試験勉強もしなきゃならず、そのままおじさんに声を掛けず、家路に着きました。

 まだお昼過ぎで、昼食は母が用意してくれてあり、私はそれを食べてから部屋に行き、試験勉強をして居ました。と言っても、私は頭の良い方では無いので、30分ぐらいで根を上げ、漫画を読んでました。トイレに行きたくなり、何気に時計を見ると、もう夕方5時過ぎ、母も帰ってるだろうから、また勉強しなきゃ拙いなぁと考えながら、1階に降りてトイレに行き、居間を覗くも、部屋の電気は付いて居らず、玄関を見ると母の靴も無かったので、まだ帰ってない事が分かりました。二階に戻り、干しっぱなしの洗濯物を取込みながら、昼間のおじさんのアパート前での出来事が、フと脳裏を過ぎりました。

(まさか・・・な?)

 そう思いながら母の帰りを待っていると、母が帰って来たのは、夜7時ちょっと過ぎでした。

「ただいま・・・・・」

 少し気が重そうな母の声を聞き、私が遅かったねと訪ねるも、

「うん・・・ちょっと・・・ねぇ、今から食事の支度してたら遅くなっちゃうから、何か出前取ろう!ラーメンで良い?」

「それで良いよ!」

「そう・・・じゃあ、悪いけど、出前頼んでくれるかなぁ?お父さんは何時ものように丼物で、お母さんは・・・お腹空いてないから、頼まなくて良いわ!」

「エッ!?良いの?」

「うん・・・お風呂湧いてる?」

「一応湧かしておいたけど・・・」

 私が風呂を沸かしておいたと告げると、母の表情は少し明るくなり、浴室へと向かいました。私は出前を頼んだものの、母の様子が気になり、風呂場の方へと向かいました。ちょうどシャワーを浴びているようで、私は自分の靴下も洗濯機に入れようと蓋を開けたものの、洗濯機の中は母の靴下と白いシャツのみで、母の下着は洗濯機の中に入って居らず、バケツの中にもジーンズしか入ってませんでした。不思議に思いながらも、そろそろ出前が来るかもと居間に戻ろうとした時、風呂場の中からシャワーの音に混じり、

「ウッ、ウゥゥゥ・・・どうしよう?」

 私は、確かに母の嗚咽と小声での呟きを聞きました。でも、母に聞く訳にも行かず、母は風呂から出ると、体調悪いからと直ぐに寝室に行ってしまい、私が帰ってきた父に出前の丼を出したりしました。


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