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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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二度目の聖夜-1

「いやー、久しぶりの焼き肉、旨かったなー。」
「ほんとー、なんで白飯と合うんだろう。」

これは、もしも私が巴ちゃんとドーナツ店で偶然出会わず、友達にならなかった話。

「所でどうだぁー、学校楽しくやってるかぁー。」
「う、うん大丈夫。」
「友達出来たかぁー。」
「……。」

入学から2か月、私は未だクラスで浮いた存在。部活にも入らず取りあえず勉強は人並みくらいで、良い日は知らない子に挨拶されるくらいで、普段掛けられる言葉と言えば「はいプリント」「提出日明日までだから…」と愛嬌も何もないものばかり。

本来ならこの夕方、店に出向いたり友達の家に行ったりしているもの、だけど友達もいない私はこうして親祖父と外食に出向くしかなく。

私は、このまま、ずっと…。


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