投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ママ友の家に招かれて
【同性愛♀ 官能小説】

ママ友の家に招かれての最初へ ママ友の家に招かれて 1 ママ友の家に招かれて 3 ママ友の家に招かれての最後へ

幼稚園の朝-2


「楓ちゃんのママなの?」

亜美の母親がしゃがんで娘に寄りそう。

「さ、亜美。ちゃんと楓ちゃんのお母さんにご挨拶しましょうね」

「おはようございます!小川亜美です!」

亜美は両手を広げたポーズをとりながらお辞儀をする。
小さな妖精から挨拶された由香は嬉しそうに返事をする。

「まあ、亜美ちゃん可愛い!バレエ習っているのね?おはよ〜!」

由香にとって、今回の夫の転勤に伴う唯一の不安は、楓の幼稚園のことだった。
まだ小さな子どもなのに幼稚園を変わらなければならないことが、かわいそうでしかたがなかった。

(新しい幼稚園に馴染めなかったどうしよう)

しかしその不安は杞憂に終わった。
1週間もすると亜美ちゃんという友だちができて、活き活きと登園するようになったのだ。
母親の由香にとっても小さな亜美ちゃんは有りがたい恩人だった。

二人の娘は母親たちにサヨナラをすると、手を取り合い正門から園内に走り去った。

「小川瑠美子と申します。ニックネームで、ルミとかルミコと呼ばれているから、そう呼んでね。とくに、楓ちゃんのママからはフランクに呼ばれたいの!」

亜美ちゃんの母親は改めてそのように自己紹介した。

「わたしは渡部由香です。わたしのことは由香って呼んでくださいね。引っ越してきて、新しくこの幼稚園に入った楓のことが心配で心配でしかたがなかったんです。でもね、
『亜美ちゃんと遊ぶの』って早起きするようになったの。お友だちができて本当によかったわ」



ママ友の家に招かれての最初へ ママ友の家に招かれて 1 ママ友の家に招かれて 3 ママ友の家に招かれての最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前