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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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無謀な決断-5

「へぇーそれはおめでとう!やったね♪」

案の定、と言うか流石と言うべきか。風馬君のお母さんは怒るでも取り乱すでもなくまるで懸賞ハガキに当選したかのような反応でどうという事もなくカップに入ったカフェオレをくるくると回す。

「お母さん…、その、分かってる?」
「分かってないように見える?今私の目の前に17年前の自分が居る訳なんだし…。」
「おばさん…。」
「学校にはどうにか内緒にしてもらって、子育ては全面的に私に任せな、まーでも幾ら私でも一人じゃ、若葉ちゃんとこはどう?」
「これから話に行く所です。」
「まぁ子供を育てるのはそう簡単な事じゃないからね。」
「でも…。」
「あはは、私の言葉を疑う訳ないよね。」

ほんとアクティブな人だ。

「でもその前に出すもん出さないとね、入院手続きをしないと。」

それはいくら何でも彼女は普通に無理だ、となるとやはり…。


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