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あかりの進む道
【同性愛♀ 官能小説】

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性交 前編-3


あっけなくいかされて、真琴さんに抱かれて放心する。
頭がしびれた感じがする。

「あかりちゃん、にゃーんは?」
「…ニャーン」
「はい。いいお返事です」

真琴さんはキスしてくれる。
ウンチの匂いがするけど、それは私のお尻を舐めてくれたんだからいいの。
誠意を見せなきゃ。
真琴さんの口の周りの汚れを、舌で舐めてきれいにする。

「わぁ。あかりちゃんはいい子なんだぁ」

ごほうびのベロチューをくれる。
あっ…、真琴さんの口の中で、私のウンチの味がする。
なんか嬉しい。
私、愛されてる。
ウンチキス好き。

真琴さんの腕の中で幸せに浸る。
私、何でも言うこと聞く。

「前の初めては、
『こころのかたち』がぴったり合う人にあげられたら、きっと喜ぶと思うよ」
「『こころのかたち』?」

何だ?それは。

「読んで字の如くだけど、
それは人それぞれで、形が決まって無くて、固い人もいるし、柔らかい人もいる」
「はい」
「固くなっていくけど、柔らかいままの人もいる」
「はい」
「お互いの形がぴったり合う事は有り得ないから、大体合ってれば良しと考える。
そもそも、すれ違って二度と会わない人の方が多いんだから。
分かる?」
「はい」

分かる。別におかしいこと言ってる訳じゃない。何か、大切なことを言ってる。

「あかりちゃんとハルちゃんは、形が似てるから私と合うんだね」

そうかもしれない。真琴さんの言っている事は正しいと思う。
静かにうなずく。

「はい」
「出会った人によって、形が変わる事がある。
人だけじゃなくて、本でも風景でも、見たもの聞いたこと、経験したこと全てで。
大なり小なり影響を受ける」
「…真琴さん。私の『こころのかたち』を変えて下さい。真琴さんの好きな風に」
「おいで。あかりちゃんの心に触れさせて…」


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