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あかりの進む道
【同性愛♀ 官能小説】

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性交前 後編-4


猛烈に悩みながら、電車に乗って家に帰った。

「お姉ちゃんどうだった?あかり」

そうだった、お母さんには、お姉ちゃんの様子を見てくるって言ったんだっけ。

「春美はちゃんとしてた?部屋の中がタバコ臭くなかった?」

お母さんの顔を見て、急に考えの焦点が合う。
お姉ちゃんがちゃんと学校に通っているのは、真琴さんとうまくいってるからなんだ。
お姉ちゃんが頑張って勉強して短大に受かったのは、
真琴さんと同じとこに行きたかったからだ。

まだ、分からないことだらけだけど、私が邪魔する訳にはいかない。
それは絶対にダメ。

「うん。
お姉ちゃんきちんと学校通ってたよ。お友達の女の人が来てて話してくれた。
お友達の人はちゃんとした人だった。
二人でご飯作って、食費とか浮かせてるんだって。
その人は同じゼミの人で、お姉ちゃん真面目にやってるって。
お姉ちゃん結構成績いいって」
「ふうん。男の人と付き合ってそうだった?細かい所までちゃんと見て来た?」
「あー、それは無かった。クローゼットの中まで見た。友達の人にもたずねた。
だいたい、お姉ちゃんとうまくいく男の人って、どんな人よ?」
「そぅねぇ」

腹が決まると、言葉がスラスラ出た。
だってほんとの事だもん。

「じゃあ、これは成功報酬ね」

お金を稼ぐのは大変だ。


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