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あかりの進む道
【同性愛♀ 官能小説】

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性交前 後編-2


駅までどうやってたどり着いたか覚えていない。
動き出す電車の中でドアにもたれる。
真琴さんの電話番号が書いてあるメモ紙を、握りつぶしてた。
汗ばんでクシャクシャになってる。

目を閉じると、自分の中が回っているのが分かる。
大きく深呼吸して、見たものを再生する。

お姉ちゃんが、
四つん這いの真琴さんのアソコを舐めてる。
と、思ってたら、実は肛門で!
お尻の中にツバを、ジュッ!ジュッ!って吹き込んで、ジュッ!ジュッ!って!
自分の胸に出させて…。
それを口移しで…。
うおおお。

ヤバイぞ…。本っ気でヤバイ。
あれは一般的な性行為じゃないよな。

いや…。
そもそも女同士は一般的じゃない。
けど…。
同性愛は少ないというだけであって、男同士ならお尻でするらしいし…。うっひゃあ。
コーモンセーコーってヤツだ。
不特定の相手とするときは、コンドームしろってヤツだ。なんかで見たか聞いたかした。

あれ…?
じゃあ、お姉ちゃんたちおかしくないんじゃん?
男同士はお尻でするんだし、ずっと付き合ってんだから特定の相手だ。

いやいやいや、おかしいだろ。
こればっかりはマジでヤバイやつだ。
でも待て…?
落ち着け、自分…。

ともかく、
私はお姉ちゃんと恋人のセックスを覗いてしまった。
お姉ちゃんから何も連絡無いから、何とか見付からずに脱出できたみたい。

思い出す。
クローゼットの中から這い出した時の、部屋の中にこもった匂い。
乱れた布団、茶色が染みたシーツ、女のアソコの匂い、ウンチの匂い…。
生々しい大人の現場の匂い…。
女同士のただれた性交の匂い…。
すごいイヤラシイ。
お姉ちゃんと真琴さんは毎日のようにあんな事をしてるんだ…。

ああ。
真琴さんって、優しくて美人だったなぁ…。
裸もきれい。大人の身体。
唇に触れてみる。
真琴さんとキスしちゃった。嬉しいな。きれいな人にキスされちゃった。
舞い上がる、私。
真琴さんとなら、もっとしたい。
お姉ちゃんが羨ましい。

でも、どうしよう…。
とても親に報告できる内容じゃないぞ。
お姉ちゃんは真琴さんとセックスしたくて家に帰ってこないんだな。
すごくよく分かる。
そこはお母さんに報告したいぞ。
今日を境に人生が変わってしまった。

とりあえず、
真琴さんからもらった電話番号にショートメールすると、その日のうちに連絡が来た。
明日、二人で会おうって。
うおお。


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