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ロッカーの中の秘密の恋
【教師 官能小説】

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眠る恋の話 2-4

「ねえ、よく考えて。あなたが私を待てる理由は私をどうしても手放したくないからじゃないわ。私がいなくても何も変わらないから、だから、待てるのよ。」
とんでもない、と思ったけれど、その後すぐに仕事が忙しくなって、ある日、彼女の言ったことがあたっている、と思うようになった。最初は確かに寂しいと思っていたはずなのに。
「私たちが両方納得しなければいけないでしょう。そのための時間がかかるなら私も待ちます。ただ、私はあなたのところに戻らないことは言っておくわ。」
一年に一回は電話があった。出してないよ、と答えて短くお互いの近況を報告して切る電話以外は接触がないのに、それでも出せずにいた。
だから、離婚届をだそうと思う、と電話をかけたら、少し驚かれた。
「そう。やっと、私たちは両方とも新しい出発ができるわけね。長くかかったわね。」
「お待たせ。」
「好きな人ができたんでしょう。」
「なんでわかるの?」
「あなたにはそのパターンしかないと思ってた。」
僕は真理子を理解できなかったのに、真理子は僕のことなどお見通しだ。
「君はどうなの?」
「私、少し早く結婚し過ぎたみたい。独身生活を満喫しています。」
彼女がどんな風に独身生活を満喫しているのか、僕にはあまり想像がつかないけれど、彼女が元気で暮らしていて、そこに僕は必要がないということは良くわかった。

向かい側に座っている夏目の手を握った。
「にゃんこに必要な存在になりたいんだ。」
手に水滴がはたりと落ちてきた。
「何で泣くの。」
今日は長い一日だ。僕たちは交代にめそめそしている。彼女の顔を指で拭っても次から次へとあふれてくる。
「私も、おんなじことを考えてました。」
胸がいっぱいだけど、大きく息を吸い込んで、なんとこらえた。彼女を抱き寄せて頭のてっぺんにキスをする。よかった。僕たちはシンクロできている。少なくても今のところは。
「にゃんこは癖になるからこまるな。ツンでれのくせに料理は旨いし、スケベなのにセックス終わると冷たいし、かと思えばこうやってかわいく泣いて僕を手玉に取る。」
「先生だってかわいく泣いて私のこと手玉にとったじゃないですか。」
よかった、かわいかったんだ、僕。
「やっぱりもう一回しようよ。愛を確認したい。番茶しっかりのんで。」
「番茶は何なんですか?」
「脱水症状にならないように。」
僕は、果たして夏目を寝室に引っ張り込むことに成功した。
来週はいい一週間になりそうだ。


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