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【学園物 官能小説】

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底のない沼-7

いつの間に漏らしたんだろう、そう思った。


ショーツのクロッチ部分がしっとり冷たくなっていたからだった。


これが、『濡れる』と言う事だと知らなかった当時の友美は、自分の身体が勝手にこんな反応をしていたことが、急に怖くなった。


だからと言って、先程から湧き上がってきた変な気持ちは一向に収まる気配を見せない。


漫画の中の男は、女が『濡れて』いる所を指や舌で責め立てていて、その度に女が気持ち良さそうな顔で喘ぐ姿が描写されている。


女が気持ちよくなるスイッチは、ここなのだ。


そう思うと、友美は指をそっと割れ目に這わせていた。


お風呂で身体を洗うときに少し触れるだけのそこを、じっくり触ったことがなかった友美だったが、恐る恐る指を秘貝の合わせ目に少しだけ入れて見た瞬間、


「…………っ!!」


今まで味わったことのない感覚が友美を襲ったのである。


指はぬめりで滑るように動く。


その粘液に包まれた肉の部分がやけにデコボコしていてそこを指で滑らすと、鳥肌が立つような感覚に襲われた。


もう一度、漫画に目をやる。


『ああっ、あんっ、あ……』


クチュクチュと言う擬音と、女の喘ぎのセリフ、そして、感じてる女の表情。


ここを触ると、『濡れて』、『気持ちよくなる』その意味がわかったのだ。


「ぁ……」


指で何度も割れ目を往復しながら、小さな声を上げてみる。


お父さんもお母さんも仕事で家にいない。ここはあたしだけの空間だ、と彼女はわかっていた。


だけど、声をあげるのは気恥ずかしくて、いけないようなことをしているようで、抵抗がある。


その反面、女の乱れっぷりを見てると、こんな風に自分もなってみたいような気がして、友美はその漫画の中で男が女にしているように、ひたすらに脚の間をなぞり続けていた。




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