投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 360 「夏の出来事 5」 362 「夏の出来事 5」の最後へ

白いニット-1

タクミは黙ってちづるを見る。

「、 、 、、、。」

  やっぱり 

    、 、、、。 


  うん。

 ちづちゃんは分かってんな
  自分がかわいい事
 
 人より 目立ってる事


「知可子のお店の服なの。
 こないだここに来てくれた時、
くれたんだぁ。
アパレルはさぁ、
 自分とこのお洋服を
  買わなきゃいけなくて、、。
 あ、もちろん
かなり安く買えるんだけどね?
 すぐ、タンスに
入りきれなくなっちゃってさぁ、、。」


「、 、 、 、、。」

「だからたまに知可子がくれるの。
 サイズがほとんど同じだから。」

「、 、 、、、。」

「お店の洋服は
凄く好きだったから。
 貰えるのは
かなり助かっちゃう、、。
         ?   」

「 、 、 、、ん? 」


「 んっ? どーしたの?
   ぼんやりしてたよ?」


「 、、。そーぉ? 」

  何も分かってないのは

 やっぱ ふり なのか?
       

 天然 

 だとしても
     ちづちゃんは 絶対

  あざとい 


「  ? 」


「 、、、。 うん。
 かわいいよ。

   ニットが 。」
 

タクミは少し嫌味を含め、
『ニットが』を強調させて言った。

しかし、それを聞いたちづるの顔が
パッと明るくなった。
ちづるが言う。

「でしょ!?
ちょっと他では売ってないの!
やっぱり分かる?
 袖口がね? 
少し広めに出来てるから。
 中の、、赤と、ピンクの刺繍が
 見えるような造りなんだよ。 」


「 、 、 、 、。」


  
  なんで ここで
     天然出るかなぁ


 嫌味すら  届かない 

      っちゅーーー 

    ね。



タクミは嫌味に全く気がつかない
ちづるに悶々とした。

それから2人は外に出て
ちづるは職場へ、タクミは
買い物に向かう。

駅のロータリーで2人は別れた。

タクミは弁当屋で買い物をする前に
駅ビルの中のメンズの洋服屋を
ブラブラと散策する。

気になる洋服を手に取り
品定めするがちづるの事をつい、
考えてしまう。

「、 、 、、、。」


 っつーか。

 新しい かわいい洋服を
  最初に着ていくのが職場って 

  、 、 、 、、。

  
 たとえば 
  デートの時に着る 

    とかじゃね? 普通、、


「、 、、 まさか 」

 吉川に見せたくて

 とかじゃ
    ねーだろーなーーー 



「 っ はーーー、、、」


タクミが商品を手に取り
それをじっと見つめながら
ため息をつく。 
するとそこへ男の店員が
「サイズ、出しましょうか?」
と話しかけてきた。
タクミは「大丈夫です、、」
と断ると洋服を置いて店を出た。

タクミが持っていた商品は
真っ白の男物のニットだった。

それから本屋で漫画を1冊買い、
弁当屋で2人分の弁当を買い
家に帰った。

自分の家に着き、
時計を見ると6:30だった。

部屋着に着替えてベッドの上で
寝転び漫画を読む。

その後シャワーを浴びて
テレビを観たり、
スマホで友達と
ラインで雑談をしたりしていた。

10時が過ぎるとちづるかラインがきた。
【ただいま(^з^) 帰ってきたよ】
という文を読むと、2人分の
弁当の入ったビニール袋を持ち
玄関を出た。


「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 360 「夏の出来事 5」 362 「夏の出来事 5」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前