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大沢商事の地下室
【SM 官能小説】

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SMショー・ガール-2

 元々明るくはない客席の照明がさらに落ち、ステージにスポットが当てられる、ショータイムの始まりだ。
 いつものようにコルセット風のボンテージに身を包んだ……あまり包み隠してはいないが……里子が現れ、その後ろから襦袢に身を包んだ女性が現れる。
 里子は可愛い顔立ちだと言ったが、素人女性なので顔出しは出来ないのだろう、大きなアイマスクをしているので良くはわからないが、鼻と唇は小ぶりで可愛らしい、染めていない黒髪を綺麗に後ろで束ね、眉すれすれに前髪を切り揃えている、150センチ以上はあるだろうが、顔が小さいので実際より更に小柄に見える。
 女性が挨拶すると井上が現れた、この店では力持ちの井上が現れるということは宙吊りがある、ということだ、大沢の期待は高まる。
 井上が女性の背後から襦袢を脱がせると、女性はパンティ一枚になる。
 中々のスタイルだ、最近の若い娘は大沢の好みからするとスリムすぎる娘が多いのだが、この娘は適度に脂肪もついていて女性らしい体型、大沢の好みにぴったりと来る。
 まずは十字架に掛けられた。
 スナップを効かせたムチ打ち……ぱっと目にはいつものムチ打ちと変わらないが、ムチ先端のスピードが速くかなり効く筈だ。
「あうぅぅぅ……うぅぅぅ……」
 大げさでない叫び声、演技で痛がっているのではないことは大沢にはすぐにわかる、本当にムチ打たれることを望んでいる反応だ。
 井上が女性の乳首に洗濯バサミを付けると下唇を噛むようにして痛みに耐えているが、責めはそこで終わるわけではない、更に里子がそれをムチで払う。
「ああああっ!」
 大きな声を上げ、腰を引く……衝撃的な痛みが走っているはず……さらにもう二回、洗濯バサミ払いが繰り返された。
 十字架から解放されても、女性は胸を抱えるようにして前かがみ……しかし里子が後ろ手縛りを始めると、背筋をすっと伸ばして綺麗に縛れるように協力する……時々顔を少しゆがめるのはまだ乳首に痛みが残っているのだろう。
 胸縄、腰縄と巻いて行き、太腿と足首にも縄が巻かれて行く、全て巻き終えると井上が女性をうつ伏せの状態で抱えあげ、里子がフックに縄を引っ掛け、うつ伏せでの水平宙吊りが完成する。
 里子はぐるっと一回転させて客に吊りの全容を示すと女性の顎に手をかけ、顔を上げさせる、井上が火の付いた蝋燭を里子に手渡すと、里子はそれを至近距離から垂らし始める。
 熱蝋責めも高さが重要なのだ、高い位置から垂らした方が見栄えは派手だが、至近距離からのほうが苦痛は大きい、里子は炎が背中を舐めんばかりの高さから垂らしている、真性Mである証拠だ、そしてその責めをしている時の里子は実に楽しげな笑みを浮かべている、ゾクっとするような笑みだ。
 里子はさらに女性の乳首に炎を近づける、炎が軽く乳首を舐めるたびに女性の体が反り返る……何度かそれを繰り返すと女性は風に揺れるブランコのようにゆっくりと揺れている、里子は女性の乳首をつまんでさらに揺れを大きくする、洗濯バサミで責められ、炎で焼かれた乳首をつままれると女性は腰を引くような仕草を見せて呻く、里子が指を離すと腰が落ち、女性はがっくりとうなだれている。
 井上が里子から蝋燭を受け取り、代わりに電マを手渡すと里子はそれを女性の背後から股間に押し当てる。
「あああああああああああああああああああ……」
 女性の喘ぎ声に構わず、里子は電マで女性を前後に揺らし始める。
 井上も電マを二本持って再び現れ、女性の下に膝をついて乳房にそれを押し当てる。
「ああああああああああああああああああああ……ああああああああああああああ……・ああああああああああああああ……」
 里子は実に楽しげ……実際のところ、電マではなくバイブを挿入して揺らしたいのだろうが……。
 里子が腰縄をつかんで揺れを止め、更に強く電マを押し当てる、井上も乳房が凹むほどに強く押し当てると、一層大きい喘ぎ声と共に胸縄の吊りが緩むほど女性の体が強く反って行く。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……あは」
 女性が脱力する、逝ったのだ……それが演技ではありえないことは誰の目にも明らか、
客席からどよめきが起こる。
 しかしショーはまだ終わりではなかった。
 井上が女性を支え、里子が胸縄に結んだ吊りを解くとゆっくりと女性は逆さ吊りになる、
長い髪がだらりと下がり、パンティは着けているものの、脚は90度近く開かされている。
 里子がそれをぐるりと廻して客席に示している間に、井上がペニバンと電マを持ってきてペニバンを里子に手渡し、自分も電マを二本持って女性の後ろに立ち、膣に直角に一本を、もう一本をクリトリスあてがう。
 ペニバンを巻いた里子は膝をついてそれを女性の唇にねじ込み、女性の頭を抱えて腰を使い始める。
「んんんん……んんんん……んぐぅぅぅぅ……」
 逆さ吊りの女性の体がくねり、くぐもった喘ぎ声が静まり返った客席に響く。
「んぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……ぐ……」
 女性の体のくねりが止まり、二度目の絶頂を迎えたことを示す……・里子が客席にポーズを取って見せ、井上が抱えた女性をフックから解放、女性は井上に抱かれたまま里子と共に退場して行った。
 かなり本格的なショーに客席から満足の拍手が湧きあがり、しばらく鳴り止まない。
 惜しみない拍手を送り続ける大沢にボーイが耳打ちに来た。
「ママからの伝言です、よろしければ事務室にと……」
「ああ、わかった、案内してくれるかね?」


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