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美紀子
【熟女/人妻 官能小説】

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企み-5

「うわぁ、なんだこれ?……パンティか?」
 幹哉が叫んだ。
 新聞紙の中には、三枚のパンティが入っていた。
 ひとつはココアブラウンで、比較的新しかったが、引っかけたような跡があり、刺繍の一部がほつれていた。
 二枚目はベージュで、こちらは色が白っぽく褪せていたのでかなり使用した感じのものだった。
 最後のは、生理用の濃紺のサニタリーショーツだった。これも使用していたもので、ところどころに折り皺が寄っていた。
「こっちのは……洗ったもの……みたいだな」
 武史はココアブラウンのパンティの内側を拡げて覗いた。股布の部分に少し縦に皺になって内側に凹んでいたが、目立った汚れはついていなかった。たぶん傷んだので廃棄したものと思われる。
「残念。……洗剤の匂いしかしない」
 匂いを嗅いで下に置いた。
 奥さんらしく洗濯してから捨てたようだ。
「たぶん、洗濯して干したときにでも、ほつれたんだろうか?
 引っかけたような穴が開いている」
 そう言いながら、二枚目のベージュのパンティに手を伸ばした。
「うわっ、……これは……」
 ベージュのパンティの内側を覗いた武史が、思わず声を上げた。
「なんだ。……どうした?」
 ココアブラウンのパンティを覗いていた幹哉が、顔を寄せた。
「うへぇ、……きったねぇ」
 とたん、やはり幹哉も叫んだ。
「お宝だぞ!……生パンだぁ……」
 興奮した武史は呟きながら、中をジックリ観察した。
 目が行ったのは、内側の秘裂のあたる二重になった布の部分だった。クッキリと縦の汚れが見えたからだ。
 幹哉の顔が離れると、武史は両手でさらに大きく拡げて、顔を突っ込むようにして覗き込んだ。
 よく見ると、中心部が内側に縦にスッと凹んで固まっているようだった。
「奥さんのマンコに……食い込んでいたんだ……」
 そこには布地のベージュよりも濃い黄土色の強い汚れが縦に付いていた。その周辺にはゼラチン質の粘液が拡がっていて、布にタップリと滲みていた。
「奥さんの愛液だ。……まだ、濡れている。……ヌルヌルしたままだ。
 すごい!……生の愛液だ」
 そこには秘裂に食い込んだと思われる跡がそのまま、型どったように残っていた。
「お尻の穴の皺まで見える」
 縦に汚れたあたりから少し離れたところ、すなわち縦の凹みが一段と深くなって終わっている場所から数センチ後ろ側の肛門のあたっていたあたりには、茶色の円形の小さな汚れが付いていた。そこには丸いシミの中に、何本かの放射状の筋が見えた。
「すごいものが手に入った。
 あっ、……これは……」
 武史の目が一段と輝いた。

 ゼラチン質の粘液の中に2センチほどの細い毛が付いていた。短いけれどウエーブしているので奥さんの陰毛に間違いなかった。毛根には白い脂肪が付いていた。
「奥さんの毛だ。やったぞぉ……。
 これはマンコのビラビラの横に生えていたやつだ。
 しかも、毛根まで……これは、初めて抜けた毛なんだぞ、幹哉」
 武史は胸一杯息を吸い込むと、男をくすぐる仄かな尿臭とともに独特の発情した女の匂いが感じられた。
「生臭くて酸っぱいような香り。……奥さんの、女の匂いだ。
 微かにオシッコの匂いも混じってる。きっと、オシッコが飛沫いたのが付いたんだ」
 次に、武史はパンティの外から股布の部分に鼻をつけて匂いを嗅いでいた。
「微かにチーズ臭もするな」
 パンティから顔を離した。
「奥さんは、……今、発情期だ……」
 幹哉を見て、自信ありげに言った。
「どうして、わかる?」
「この粘液質の愛液とその量からさ。
 ほら、布がくっついているこの部分をよく見てみろ。
 短いけど、糸をひいているだろ。……それに浸みている量が多い。
 これは男を求めていた証拠さ。
 穿いているうちに、自然にダラダラと愛液が滲み出て、男を待っていたんだ。
 そして、この新鮮さから、これは昨日の夜、旦那とやる直前まで穿いていたんだと思う」
「そうかぁ?」
「だって、この状態からして、……これは、脱衣場で脱いだんじゃない。
 たぶん娘が寝入った後、……寝室で、急に旦那に求められて、慌ただしく脱いだんだと思う。
 もし、脱衣場で脱いだなら、余裕を持って……旦那に見られないように、洗濯機に放り込むはず……」
「それは、想像しずぎ……」
「いいや、間違っていないよ。
 きっと、朝起きて、手にとって、この汚れ具合を見て、洗うより捨てようと思ったんだろう。
 このパンティを見ると、旦那を思い出すか、激しく発情したことを恥じるか、いずれかの理由で、溜めて置いた他の二枚と一緒にして今日捨てたんだ。
 そうでなければ、あの奥さんのことだから、用心深く洗って捨てるはずだ」
「そうか、慌てていて、余裕がなかったんだな」
「なにせ、二か月ぶりだものな。
 夜が来るのが待ち遠しくて、……相当期待していたんだろうな」
 武史は蜜液を滴らせている奥さんを想像して生唾を飲み込んだ。


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