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さおり、12歳
【ロリ 官能小説】

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元力士 T-4

 気が付いた時、さおりはTの腕の中だった。
「あ……すみません……」
「大丈夫? 俺、興奮しすぎて無理させちゃったね」
「……いいえ……私が望んだことですから……どれ位気を失っていましたか?」
「一時間位かな」
「そんなに……ずっとこうして頂いてたんですか?」
「うん」
「ごめんなさい、腕、疲れたでしょう?」
「全然、だってこんなに軽いんだから」
 そう笑ったTの顔は柔和で、さおりを抱きかかえている腕はあくまで力強かった。
「もうちょっとこのまま抱いていたいな」
「本当ですか? 私ももう少しこのまま……」
 さおりも心からの笑顔を返した。
 本当にこのままずっと抱いていて欲しい位に、満ち足りた、幸せな気分だった。
 おそらく、無事に下山した登山家が布団に包まって眠った時もこんな気持ちになるのだろうな……さおりはふとそんな気持ちになり、もう一度目を閉じた……。




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