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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第16話 29番日誌O-2





―― 6月○日 土砂降り ――

 久しぶりの大雨で、予定していたポートボールが流れてしまった。 トレーニング体育館で基礎トレーニングかなって思ってガッカリしてたら、急きょ球技大会の種目の1つ『キンボール』を体育館で教えてくれることになった。 ラッキー、どんな球技でも基礎トレよりは楽しいに決まってる。

(実はクラス全員が『キンボール』を知らなくて、8号教官は驚いてました。 2号教官は『キンボール』、知ってましたか? もしご存知でなければ、日誌を備忘録代わりにルールを書いておくので、読んでみてください。 とっても面白いですよ!)

 【基本】 直径1.5メートルの大きな『風船状ゴムボール』を『20メートル四方の正方形コート』のどこかに飛ばし、床に落さないよう受けとめる。 受けとめ損なうと、失敗したチーム以外にポイントが入る。 5分間プレイして、最もポイントが多いチームが勝利する。

 @ 1試合は4人で1チーム、計3チーム(それぞれ『シコシコ』『クリクリ』『マンマン』と呼ぶ)が同時にゲームに参加する。
 A 同一チームの3人が『お尻を使って』ゴムボールを支える。 この姿勢を『ケツセット』という。
 B 同一チームの残り1人がアタッカーになり、『ケツセット』したボールの下にもぐり、お尻をぶつけてボールを浮かせる。 その際に『オケツ』を用いた20語以内の掛け声をかけ、続けて『オマンケツ!』と叫び、それからボールを受けとめるチームを指定する。 『オケツ』を用いた掛け声は、毎回異ならなくてはならず、牝らしさが足らない場合は認められない。 (例えば『シコシコ』チームのアタッカーが『オケツの割れ目が裂けてまぁすっ、オマンケツ! クリクリッ』といって『ケツセット』したボールをヒットすると、次は『クリクリ』チームがボールを『ケツセット』しなくてはいけない。 『クリクリ』チームが『ケツセット』できなければ、『シコシコ』チームと『マンマン』チームにそれぞれ1ポイントずつが入る)

 ルールの説明が終わってから、みんなでゴムボールに空気をいれた。 交替々々で空気浣腸をして、肛門でボールの空気抽入口を咥える。 肛門で抽入口を締めないと、弁があるせいで空気が入ってくれない。 肛門で抽入口を挟み、ウンチを絞る要領で締めつけながら、そのまま息む。 上手くいくと、ブビッていう感じで空気注入に成功だ。 空気入れも後半になるとボールから空気が出ようとする勢いが強いから、みんな顔を真っ赤にして、歯を喰いしばって放屁した。 1個のゴムボールが膨らむまで、合計200回以上はオナラしたと思う。 合計5個のボールを膨らませたから……う〜ん、1000回以上空気浣腸したことに、なるのかな。

 ボールが完成したところで、みんなで4人組を作って『ケツセット』と『アタック』を練習した。 ボールの落下地点に素早く入ってお尻を掲げ、ボールをお尻にバウンドさせる。 みんなが集まったところでお尻をくっつけた輪をつくり、その中にボールを納めて支えられればいっちょあがり。 ポートボールと違って互いの声掛けに制限がないから、『もっと詰めて!』『お尻を寄せて!』みたいに気持ちを伝えあえば、自然に一体感がでた。
 『アタック』では、アタッカーがお尻でボールを飛ばすタイミングで『ケツセット』を解除するのがポイトだ。 『オケツ』が入っていれば何でもいいらしくて、『真っ赤なオケツで失礼します!』みたいな意味不明な表現でも咎められない。 最初は一生懸命考えてオケツ構文を喋っていたけれど、途中からは、大きな声で適当にオケツを連呼しながらお尻を振った。

 6限はプレイの応用編だ。 『ケツセット』したボールの下にもぐり、そこから足を縮めたハンドスプリングでもって勢いよくボールをヒットする大技から、ボールの下にもぐってから反対側に移動し、予想と逆の方向にヒップアタックする小技まで、8号教官が言う通りに色んなテクニックに挑戦した。 私なりに考えて『側転しながらお尻をボールに当てる』動作に挑戦したら、かなり勢いよくボールを飛ばせた。 教官も初めてみる動きだったらしくて、私の名前をもじった『ツーナインスペシャル』という技名をつけてくれた。 嬉しくて、調子にのって『ツーナインスペシャル』を連発してたら、コツとタイミングを掴んだ気がする。 6限の終わりごろになると、全然失敗しなくなった。

 7限、7人ずつの5班に分かれた。 3人を控え、4人を選手、選手交代自由制でもって総当たりの練習試合だ。 結果は、私達5班が全勝! うーん、球技になってから、すっかり勝癖がついたみたい。 私の『ツーナインスペシャル』、実戦でも相当な威力を発揮した。 『オケツ構文』さえちゃんといえれば、5割以上でポイントに繋げられた気がする。

 冷静に考えたら恥ずかしい運動なんだろうけれど。 深く考えなければ、ただの儀式と思えば卑猥な単語もミジメな動きも、どうってことはありません。 無心でお尻を振りまくっていれば、運動も出来て授業も無事に終わるんだから、今回の体育も相対的に楽チンでした。

  




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